巻き毛な組長です。 組長というからには藤原組や宝塚の星組あたりの組長を目指してます。おっと、山口組も忘れてないですよ。目指せ!武闘派。 以前は上海に住んでいました。その頃は町の紹介もしていました。 日本に帰ってきてからはネタがなくなりつつあります。 リンクは自由ですのでどんどん貼ってください。 で、気が向いたらあとでこっそり教えてください。
2006年7月5日水曜日
今日の芸術
今日の芸術。
岡本太郎が書いた、「学問のススメ」ならぬ「芸術のススメ」。
岡本太郎が書いているので、
「だって爆発なんだもん!」
「芸術をやらないとだめだよ。やっぱり芸術だしさ。」
とか、そんな感じに書かれていると思ったら大間違い。
ちょっと失礼かも知れませんが、すさまじく理性的な文章です。
そんじゃそこらの作家よりも読みやすい文章です。
まずそこがびっくりしました。いつも爆発してるわけじゃないんですね。
もしかしたらかなり失礼かも知れません。
まあ、岡本太郎本人が「今日の芸術は、きれいであってはいけない。うまくあってはいけない。」と言っているので、作家のプロのほうが文章が下手なのは当然かもしれません。
なんで今日の芸術はきれいであったり、うまくあったりしてはいけないのかは本を読んでくださいね。
とても丁寧に、論理的に説明されています。感動的だったりします。
それ以外にも芸術の周りにいる人たちの勘違いをさっぱりと指摘しているところなんかは気持ちがいいです。
そして、皆が芸術しなければいけないのはなぜかなのか、納得してしまいます。
これを読むと、まさに「後は芸術を始めるだけ!」になります。いや、ほんと。
で、話は変わるんですが、以前、友達にお勧めの本を聞かれたことがありました。
「作家自体を尊敬しているのは筒井康隆と坂口安吾」って答えたんですが、なんで尊敬してるかうまく説明できなかったんですね。
で、これを読んで半分はわかりました。
筒井康隆はSF小説から始めて、だんだん小説の中の世界から、もっと後には小説そのものから自由になっていってるんですね。
今まではなんとなくそのあたりが凄いなあと思っていたんですが、その進み方はまさにこの本に書いてある芸術と同じなんですね。
当たり前に感じている、世界観とか、描写の方法とか、そういうものを順番に疑ってみる。
そして、うんうんうなって(かどうかは知らないけれども)新しいものを作り出すんですね。
そういったプロセスを無意識に知っていたので尊敬していたんですね。
まあ、それは置いておいて、これを読んで芸術を始めてみようって気になればもうけものですよ。
きっと人生がもっと豊かになります。
ストレスの多い、現代こそ芸術すべきなんですね。爆発ですし。
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4 件のコメント:
貸して。
その本お風呂で何回か読んだよ。
日本ではもうすぐ巨大壁画
「明日の神話」が公開です。
kumichoも岡本太郎にかぶれたな。
オカモトなら尊敬するけどね。
00.3mmだもの。
ある意味芸術。
> よっしー さん
もうANDYに渡しちゃった。
言っとくよ。
> シェユリ さん
道理でいいにおいがすると思った。ぽわーん。
お風呂で読んだわりにはきれいだったね。
巨大壁画、レポートお願いします。
> けんぢなかを さん
さすがだなー。
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