2006年12月31日日曜日

大晦日

今日は大晦日ですね。
なんだか、大晦日はやっぱり、今年一年を振り返ったり、総括なんてちょっとなかなか小難しい言葉を使ったりしてまとめあげようなんて、みんながんばったりしてしまうわけですよ。

で、そうなるとやっぱり僕もここはびしっと男らしいところをみせて、かっこよく総括なるものに取り組んでみようかな、わしも年末に考えた、というところを見せておいたほうがいいのではないか、意外と「いつもいい加減なこと書いてあるけどちゃんといろいろ考えてるんだね」なんて反響をもらったりして、さらにはかわいい子が「見直しました!」なんて目をうるうるさせながら、、、いや、いかんいかん、それはいかん、そんな不純な動機ではきっとびしっとした総括なんてできないに違いない。総括というものはちょっと水篭りなんかして、精神もびしっと引き締まってから書き始めなければいけないのだ、よくは知らないけどきっとそうなのだ。などと思ってこのブログを書き始めたわけですね。

で、いざ書き始めてみると、これがなかなかなにを書けばいいのやらてんでわからなかったりしたりするわけですよ。まず水篭りから始めようとして、いやいや上海の水は体によくないって聞いたな、まあ見るからに濁ってたりするって聞いたりしますが。でもうちでは水をためたことはないのでそれほどのことは。いや、むしろとってもいい部屋だと思ってます。そうですね、そろそろ保証金を返していただかないと。引越しも決まってしまいました。それはもう、とっても素敵なお部屋でしたので、ものすごく丁寧に使わせていただきました。はい、ですから是非満額で、、いや、もちろんまた1年過ぎてしまったことは重々承知しておりますですよ、はい。でもね、最近また水漏れなんかも始まっておりまして、、ああ、違います。決して、そんな!非難を言うつもりはまったく、、日本では今、傷口を消毒せずに水で洗ってサランラップを巻いて治すなんて治療法が流行ってる、、でもそんなことをしようとしても僕はちょっと汗かきで。サランラップは水だけ通したりしないだろうから、なんかむれて変なことになったらいやだなあ。でも傷口はすごくきれいなんだっけ?それもこれも日本の水がきれいだから、ちょっとぴり塩素が効いてぴりからだからって話なの。だから水虫、なかなか治らないって、お医者様が。知ってるなら対応策を考えてみるのも悪くないんじゃない?冬はむれるからね~、そんな話を聞きに来たわけでは、、ってサランラップは商品名かもしれないな、こんなところで気軽に登場させてしまうと、あとでこの総括をなぜだかわからないけれども、ついうっかり見てしまったよっぽどひまな担当者が、いや、別に給料泥棒だとか、そんなことを言いたいわけでは。もちろんお仕事をなされているのですよね、まあそのような方が、「われわれの商品の品格を下げるつもりか!」なんて怒られたらどうしよう。いや、えーっと、あのですね、ここでのサランラップは大変好意的な表現の中でですね、、、最近は商品の宣伝をブログに書くとお金がもらえたりするらしいので、むしろ、いっそ、ちょっと逆上気味に「名前使ってやってんだろ!むしろありがたく思って欲しいね!ふん。お金ください。」などと言ってみるのはどうだろう。いやいや、なにが起こるかわからない、非法治国家、中国ですから波風たてずに生きていかないと。なんて書いてしまうことがすでに危険なような気もしないでもないですが、ということはやっぱり「ほんと、中国ってサイコー!我愛中国!」なんてさらっと本心をのぞかせておきます見てください。むしろここだけ見ていただけたら、この総括のすべてを見たも同じですから、その辺り、ぜひぜひよろしくおねがいたてまつりたいなあ、なんて小市民の希望でございますよ。

あれ、公安のみなさま、いったいぜんたいどんなご用向きで?あれあれ、そんな怖い顔しちゃって、も~、やめてくださいよ、悪いことなんてなーんにもやってませんから、え、なんだか額に青筋が。やっぱり脂っこいものばっかり食べてるから、、イタイイタイ、やめて引っ張らないで、、あ、大家のおばちゃん、これ一月分足りないよ。なに言ってんの!それはあなたの数え間違い、ちゃんと僕は毎月、、あれ、この手錠は?僕なんかより杭州のあとだしぼったくり野郎達をお願いします。そんな、言ってくだされば心づけくらいのことは、、おばちゃん!なに逃げようとしてんの。電気は止まるは、水道もれるは大変なんだから。ちゃんと直してくれないとおちおち年も越せやしねえ、べらんめい。最後はガスでどーんとなんて、冗談やめてよ、お金もちゃんと頂戴よ。。あれ、この車に乗るんですか?今日は留置所で一泊?そのあと強制送還ですか。いやだなあ、日本じゃ歩きタバコも歩きタン吐きも歩き鼻水飛ばしもできないじゃないですか。ほんと、変なところですよね、中国みたいに早く近代国家にならないと。美しい、品格のある中国、ぜひ見習ってもらわないと、、留置所は黄山よりは過ごしやすいですか?あそこはほんとに地獄ですよ、仙女はいるのかなあ。。いやいや聞いてくださいよ。ほんとにいい子が。ふとんを直してくれたりしちゃって、、え”布団、ないんですか?それならご厄介にならずとも、僕は小南国で十分ですから。いやいやほんとに、、


よいお年を。

2006年12月26日火曜日

エキストラ

エキストラのアルバイトがあったので行ってきました。
「映画ってどうやって撮ってるんだろう?」わくわくです。

前日は衣装合わせ。


小汚く見えますが、ほんとに小汚いです。
まあ、こんなところが立派だと、いい映画はできない!って気がします。
ごちゃごちゃぐちゃぐちゃじゃないと。どうなんでしょ?

衣装合わせだけあって、洋服がいっぱいです。


僕はスーツと軍服を合わせました。
(なかなか日本軍も似合うなあ。。)
と思ってたら、「ここ、ここがちょっと長い。」とか言って、よくわからないうちに髪を切られました。
ばっさりいかれました。美容院直後だったのに。。

当日、市内からバスで移動。松江に行きます。あれ、なんか聞いたことのある地名。
いつも通り寝てました。僕は乗り物に乗るとすぐに眠くなる。

場所につくとまず着替え。


日本人も、中国人も、男女構わず着替えてます。うーむ、さすが映画。
スクリーンに映ろうなんて度胸のある方達はやっぱり違います。

そしてメイク。


スタッフのお姉さん、怒ってます。
いやあ、撮影中は撮るなと言われてたので、裏方はいいかな、と。。。
真剣な顔で向かってきたので、手が震えました。

撮影が始まると、とにかく寒い!
10秒くらい歩くだけなんですが、そのたびに何分も待たされる。
しかも撮影場所は屋外。耐えられません。
セットの裏に隠れてみると、そこにもセットが。


うーん、さすが。ムダがないですね。
次の日の屋内用のセットらしい。やっぱりでかい。

こんな風に待ってると、ドラマの共演がきっかけで。。って芸能人の気持ちがわかります。
ずっとそばにいないといけないわけですから。すぐに仲良くなれそう。

で、おもしろのが、エキストラにもやっぱりメインで写るのとそうでない人がいるんですね。
僕は次々に配置されるエキストラを尻目に、忘れ去られそうになってました。あぶないあぶない。
「あ、まだ決まってないんだ。う~ん、じゃあ、あそこ!」
なんてかなり適当に配置を決められました。
練習を数回やったところで、「君達、早めに消えてね」と演技指導までいただきました。えへ。

メインで写ってる人は、割と細かく注文が入ります。
そのたびに、「いやあ、さっきの動きよかったねえ!あとはもうちょっと。。」なんて言われるんですね。
で、だんだんその気になってくるのか、撮影が終わると、
「おつかれさまでした~。ほんとによかったです!」
「またまた~、やめてくださいよ、おだてるの。」
「ほんとですって。次のシーンでもがんばって欲しいって監督が。」
「ほんとですか~?まかせてくださいよ!」
と軽く俳優気取り。でも次のシーンはなかったりするんですが。

他にも、やたら気合の入ってる劇団経験者なんかもいました。
撮影が終わった後、スタッフに、
「あれ?さっきのシーン、あれで大丈夫なの?取り直すんじゃないの?休憩後?」
いや、もう終わってますから。
つべこべ言わず引っ込んでください。

まあ、なんでちょっと辛口なのかというと、映画って大変そうだったんですね。
僕らはふるえて待ってたけど、スタッフの人たちは走り回ってました。
砂をまけといわれれば、ダッシュで砂を持ってきて、まく人、ほうきで掃く人。
今度は水って言われるとやっぱりダッシュで水撒き。雰囲気出るように雑巾がけとかやってます。
しかも、エキストラの上着を出したり片付けたり。毎回してくれるんですね。
台詞のある素人には根気良く演技を教えて、その後ろでは「これ塗ったら床が良くなるだろう?」みたいに道具係が薬品持ってきて縫ってたり。
もう、なんだかみんな本気でした。
この学園祭前夜みたいなてんやわんやで、「これを毎日やってるのか!?」とビビリました。すごい。
しかもこの一晩で、たったの数分ですよ。いつ終わるのやら。

そんなことを考えてたので、中途半端にかじってるヤツがえらそうにしてるのが、なんか嫌だったわけですね。中に入ってやれよ、と。


ちなみにこの映画、アン・リー(李安)監督の「色・戒」という映画です。もちろんまだ未公開。
コーヒー飲んでたり、映画館から出てきたりするのは僕なので期待してください。

2006年12月20日水曜日

帰国

日本に帰国することになりました。
1月末くらいでしょうか。

とりあえず報告でした。

2006年12月15日金曜日

下水から食用ラード

またやってくれました。
革命の国、中国。イノベーションの嵐が吹き荒れてます。

今回の革新的技術は、「下水からラードを作る」ことができます。まあ。
厳密に言うと、下水溝にたまった油かららしいです。

もしかして、マンホール開けて下水をドラム缶にうつしてる人たち。
あれを工場に売りつけていたのか。。
いつも掃除してくれてありがと。なんて思ってた僕が馬鹿でした。

このラード、市価の半分かそれ以下の値段で流通していたらしく、僕も食べてたかもしれないですね。
というか、七宝の激安ラーメン(でも結構おいしい)はこれを調味料に使っていたのでは。。
飲食店なんかだと品質とかまず気にしないだろうし、DDTなんかがたまってるかもしれません。

。。。これで子供が奇形児になったらイヤだな。
あ、その前に相手を見つけないと!

2006年12月11日月曜日

指名手配

エレベータを待っていると。
ギョッとしました。血まみれの写真が貼ってあります。
From 今日の出来事


なにやら事件が起きたらしい。
凶悪事件がどうこう書かれてます。

でも、なんか変。

まず、「なぜパンツ?」という疑問が湧いてきます。
一体どんな手がかりなんでしょうか。
このパンツをはいてる人が容疑者?
手当たり次第にズボンを下ろして探してもいいんでしょうか。いや、うれしくないな。

これが女性だったら。。。はあはあ。
「犯人逮捕にご協力ください!」がばっ
「お願いします」がばっ
僕が先に捕まりそうです。

そして血まみれの顔。
こんな正面の写真が残ってるんですか?
そんなわけはないだろう。ってことは被害者?
それって意味あるんだろうか。。。
というか、被害者の人権とかそういうのはどうなるんだろう。
まあ、こっちの人はこういう写真、結構好きそうなので注目を引くにはいいのかも。

みなさんも犯人逮捕にご協力を。

2006年12月7日木曜日

七浦路

七浦路に行ってきました。
洋服ばっかり売ってるところで有名な場所です。

まあ、なんでこんなところに行ったかというと、
「買い物しなさい!」
と、がつんと言われたからなんですが。
というわけでオシャレ計画発動です。

まず着いてみると、人人人人。人が多い。
大きな建物がいくつか建ってます。
これがまた大きい。
奥まで見通せません。
From 七浦路


こんなに広いのに、路地裏にお店を構えているかのような混み具合。ちょっと不思議です。
もっとゆったりと構えればいいのに。

売ってるものはなんか似たり寄ったり。
いまひとつ信頼できない感じです。そういう意味で似てます。
ここで黒いビニール袋いっぱいに洋服を買えば、僕も立派な人民ですね。
でも、とりあえず店の前でタバコを吸うのはやめて欲しい。。。
ここ屋内なんですけどね。さすがは中国。

外に出てみるとまだ工事中。
From 七浦路


なんか、おっさんがアップになってしまいました。
さすがは中国。

2006年12月6日水曜日

がっぷり四つ

最近寒いので健康ランドへお風呂入りに行ってきました。
いつきても極楽ですな。

体を冷やさないうちに急いで帰ろうとすると、このありさま。
From 今日の出来事


ホテルの前でタクシーと乗用車ががっぷり四つ。
お互いに、「早く下がれよ!」「後ろがつまってんだ!下がれるわけねーだろ!!」みたいに言い合ってます。馬鹿ですね。いや、熱いですね。
タクシーのほうが向きは正しかったんですが、乗用車のほうにはバックする技術がなかったのか、タクシーが引きました。
なので、僕は雨の中タクシーを追いかけるはめに。。。

そういえば、こっちの運転手、異様にバックが下手です。
きっと土地が広いから、必要に迫られる機会が少ないんですかね。
駐車場の駐車なんかを見てると結構いらいらします。ま、僕も人のことは言えませんが。

以前、家の近くの路地でもこれと似たようなことがありました。
そのときはお互い一台だけだったけど、ブッブ鳴らしあってるうちに後ろがつまって、ほんとに動けなくなってました。頭悪いです。

古きよき時代の言い方だと、譲り合いの精神って大切ですね。
今風だと、ゲーム理論を学べ。ってところでしょうか。

2006年12月5日火曜日

ウェディングドレス

髪を切りに浦東に行ってきました。
そしたら綺麗なことやってました。
From 今日の出来事


もう冬ですよ。
この寒いのに肩も露にやってくれてました。ありがたや。
モデルさんがかわいいです。
From 今日の出来事


最初はいかにもウェディングドレスっぽいのを着てたんですが、カメラ出すのが間に合いませんでした。
お立ち台に近づいてカメラを構えてると、カメラ小僧の気持ちが少しわかります。なにやら恥ずかしい。
モデルさんもにっこり微笑んでくれるかと思いきや、きりっと冷たい視線。悲しいです。

都会はこういうのがいっぱいあっていいなあ。

2006年12月4日月曜日

上海蟹パーティー 2006

今年もやってきました。
毎年恒例の上海蟹パーティー。なんかぎりぎりでしたけど。

去年も結構食べましたが、「あのペースならもっといけたよなあ」という反省を生かして買ってきました。
30匹。
From 上海蟹


市場で買ってると、ディーラーっぽいおっさんに「なにする気?買いすぎだよ」って怒られました。
せっかくなので話を聞いてると、蟹への愛を熱く語っていました。
「ほら。ほらっ!ここの色の鮮やかさ。全然違うでしょ~。やっぱりね~、本物は水が違うんだよね~。。。」
で、僕たちは結局もっと安く買えたらしいです。もう支払済んでました。。

「ぐるぐる縛られてて、う、うごけなーい」
「あ、あついよ。ダメダメ」
はあはあ。
From 上海蟹


こんな感じで僕も蟹への愛は負けていないつもりです。
食べました。飲みました。
蟹って蒸すのも食べるのも結構時間がかかりますね。
大量に食べるのはなかなか難しかったです。
そういや去年は別に食事があったんですよ。。。
夕方までたっぷり時間をかけていただきました。
From 上海蟹


しかし、この日以来指が痛いです。
良く見ると、指先に細かなひっかき傷がいっぱいありました。
ちょっと張り切り過ぎちゃったな。