2010年2月28日日曜日

パレード

「きょうのできごと」って映画が好きでした。
内容はまったく覚えてませんが、幸せな気持ちになれる映画です。

その続編?が出たと聞いたので、早速見てきました。
2年ぶりくらいの美容院に行き、
2年ぶりくらいの担当者に映画館の愚痴を聞かされ、
その流れで映画雑誌を渡されて、
興味なくめくっていたら、「きょうのできごと」が目に留まりました。
幸運ですね。

そんなわけで見に行こうと家を出たら、携帯電話が落ちてました。
とりあえず拾ってみたものの、上映時間まであと少しです。
「これって、もしかして、窃盗になっちゃうの?」とか思いながら映画館に向かいました。
どきどきです。

なんとか予告編に間に合って、席についたらトイレに行きたくなりました。
トイレから戻り、コーラを飲もうと思ったら、栓がついたままでした。瓶かよ。
そして本編が始まったころに、拾った電話が鳴りました。
何度も席を立ってごめんなさい、隣の人。

着信を見ると、「女神」でした。
電話に出てみると、持ち主のおばあちゃんだそうです。
おばあちゃんに「女神」とつける、女の子の気持ち、まったくワカリマセン。
おじいちゃんは「神」で、お父さんは「キリスト」、お母さんは「精霊」になってるんでしょうか。
あやうく、自分の番号を「天使」で登録しそうになりました。
「天使様?私ね、いまちょっと困ってるっていうか、どうしようかなーとか思ってることがあって、、、」
怖いです。

映画が終わってから、さっさとハチ公前の交番に届けてしまったんですが、
あれこれいろいろ見ておけばよかった。惜しいことをしてしまいました。


映画は、ルームシェアしている4人が仲良くしているところから始まります。いいですね。
で、それぞれの病んでいる部分が現れてくる、という割とありがちな展開です。
後半になると、それを振り切って新しい道を行こうと決意したりするんですが。。。
ラストがゾッとするほど怖いです。空気を読むってすごいことだ。
鮮やかに驚かされるところはセブンに似ているかも知れません。

たまたまですが、「個性」を煽られるこどもたちを読んでいたのが幸運でした。
じゃないと、ラストの怖さがわかりにくかったかも知れません。
それはそれで映画としてどうかと思いますが、おもしろかったので、いいです。
まだの方は、ぜひセットでどうぞ。

「個性」を煽られる子どもたち

しばらくすっかり忙しかったのですが、ここのところちょいとゆとり世代な感じです。
なので読書などやってしまいました。
というか、図書館からずっと借りっぱなしでした。ごめんなさい。

「借りた本は返すな!」の教えを守っていると、区役所から「もう貸せません」と親展で届きます。
無駄な税金使わせてすいません。
これからは「読み終わってないのにわざわざ返しに行くかー!」などと言わずに返します。


そんなわけでゆとり期間中に読んだ中でおもしろかったもの。
「個性」を煽られる子どもたち

括弧つけようと思ったら、タイトルの括弧とかぶってしまいました。
職業柄、括弧は異常に使うので、あんまり好きになれません。
どれとどれがセットなのかわかんないですし、シフトキー押さないといけないし。きー!
とか思ってたら、最近はそうでもなくなりました。Python サイコーです。

最近といえば、最近の若い者は、、、ってことで本の話に戻ります。
内容は、イジメだとか、ケータイとコミュニケーションだとか、凶悪犯罪だとかの若者達の話です。
うんうん、僕も若いころはね、とか言い始めると長くなるのでやめておきます。

またそれますが、ちょっと前にテレビで、「安心が欲しい」ってセンター街をうろつく若者が特集されてました。
それ以来、安心の安売り大バーゲン気分でセンター街をうろついているんですが、なかなか売れません。
ちょっと残念です。

そんな感じで、イジメが陰湿だとか、ケータイで無意味なメールが多いとか、
オヤジを狩っちゃったりする気分がとってもわかりやすく説明されてます。
君達の気持ちはとてもわかるよ、うん。だから狩らないで。

テレビのコメンテーターの話なんかを聞いてても、ちっともしっくりきてなかったんですが、
この本を読むとよくわからない気がする若者達の気持ちがよくわかった気になれます。
なんでよくわかった気になるかというと、同じだからです。
自分も良く知ってる不安感なんかが極端に振れているだけなんですね。なっとくです。
これまた最近多い、友達のように仲のよい親子も違和感感じていたんですが、すっきりしました。

すっきりしたい人や、そろそろ狩られそうな人たちにおススメです。