2006年7月24日月曜日

4人

あなたの人生には4人の人がいる。
あなた、あなたが一番好きな人、あなたを一番好きな人、そしてあなたと一緒にいる人。

いや、怒られてしまいました。
「あなたはどうして彼女がいないの?」
まさか10歳近く年下の子に責められるとは。
ちょっと快感でした。くせになりそう。

どうして彼女がいないの?と聞かれました。
そういえば、つい昨日もそんな事言われてました。くせになりそう。
で、要求が多すぎるからだって言われました。
そんなことないんだけど、って答えたら上の言葉を贈られました。

あなたの人生には4人の人がいます。
1人目はあなた自身。どんな時でも自分を大切にしなさい。
2人目はあなたが一番好きな人。
3人目はあなたを一番好きな人。
4に目はあなたと一生を共にする人です。でも、その人はあなたが一番好きな人ではないし、あなたを一番好きな人でもありません。
- ただ、一番適当な時期に出会った人です。

いやあ、若いのにしっかりしてますね。
ぐうの音も出ませんでした。
しかも、「まだ適当な時期が来てないんですね」とか慰めの言葉までかけてもらいました。
Lを殺そうとしたら、ワタリまで死んじゃった、みたいな。ちょっと離れたか。

あやうく、「今、あなたに出会った」とか言いそうでした。あぶないあぶない。
こういうところ、やっぱり中国の人間のほうがしっかりしてる気がしますね。現実的というか。

「なんだか、おもしろそうな気もしないでもないから上海行ってみよーっと」 どき。
「きっと、もっとオレ様にふさわしい仕事があるから、それまで引きこもっちゃお~」 どきっ。
「もうすぐ、白馬に乗ったお姫様が迎えに来てくれるの~」 どきどきっ。
なんていう夢見がちなところはなさそうです。えらいなあ。

なんか、無駄に年をとった自分を見せつけられました。
あんまり見ないようにしてたのに。。。

2006年7月20日木曜日

今日のコーヒー・錦江ホテル

回るって噂です。
なにがってフロアが。

それは早速行ってみねば、と思って行ってきました。
コーヒー一杯52元。ありえない値段です。ちなみにカクテルの方が安い。
しかも、実はサービス料も必要で、これ一杯で70元。
もっと田舎に行けば一年間遊んで暮らせます。はい、ウソです。
From 今日のコーヒー


で、くるくる回ってきたかというとそうでもなくて、だからといって別に反対周りに歩いていたわけでもありません。
なんかよくわからないけど、回ってなかったです。
何度も確かめようと外見てたりしましたが、やっぱり回ってないようでした。
From 今日のコーヒー


自転車の車輪も速く回ってると止まって見えるように、速すぎてわからなかったのかも知れません。
動体視力のいい人は確認してみてください。

2006年7月19日水曜日

カート

上海にもカート場があるって聞いたので、早速行ってきました。
気分はカペタです。わからない人は月刊マガジンをどうぞ。

このカート場、夜中までやってます。なんだか涼しげですね。
まあ、実際そんなことを思っていきました。
で、着く前に聞いたんですが、なんと屋内です。
それはそれですごいような気もしないでもないですが、そんな中で走り回っているので暑いです。
From カート


順番が回ってくるまでに結構時間があったので、ぼーっと見てたらだんだん興奮してきました。
いままでF1とか喜んで見に行く気持ちはわからなかったんですが、こういうことなんですかね。
From カート


でもいざ乗ってみると怖かったです、はい。
しばらく回ってみると、思ったよりスピード出てても曲がれるんだってことがわかります。
まあ、視点が低いから速く感じるってのもあるかも知れませんが。
でも、なかなか突っ込めなかったです。。。びびりってことがばれてしまった。

やっぱり、びゅんびゅん抜かれるとかなりくやしいです。
あんまり悔しかったので、抜かれた相手に突撃してしまいました。
おかげでさらに抜かれまくりましたけど。
見てるうちは、「僕もカペタに習って、体重移動だけで曲がってみよう!」としたけどさすがに無理でした。わき腹も痛くないですし。
From カート


ちなみにコースにはカメラ持込禁止でした。残念。
1回で何分か走れて50元ほどです。
ここで練習してフォーミュラを目指しましょう!

2006年7月17日月曜日

犯人に告ぐ


「犯人に告ぐ」
雫井脩介。友達にもらいました。

「おもしろいよー」って言って借りたんですが、正直この本には期待してなかったです。ごめんなさい。
でも、おもしろかった。「今夜は震えて眠れ。」使いたいです。

最近借りたりもらったりして読んだ本はみんなおもしろいです。
これって結構すごいことですね。食べ物の好みだってそんなに合わないものなのに。
そんなところで、上海は自分にあってるのかも知れないな、とか思ったりします。
犯人には悪いけれども、今夜は浮かれて寝ます。

2006年7月14日金曜日

日本人

まあ、言わずと知れてる感じで日本人なわけです、僕。
そうなんですが、この間東京に帰ってみると結構違和感がありました。1年間はやっぱり長いみたいです。

成田から東京へ。
電車にいた3人組。ちょっとかっこいい男の子とちょっとかわいい女の子とちょっとかわいくない女の子。みんな学生っぽい。
ちょっといいほうの二人が付き合ってるようで、残りの一人はその二人の会話に無理やり合わせてる感じ。
二人「~なんだよねー。うんうん。」
もう一人「そうそうそうそう!びっくりだよねー!!」
二人「でさ~」
みたいな。
なんか、「そんなにがんばらなくったっていいんだよ」と言ってあげたくなりました。
余計なお世話ですね、すいません。
ああいう、ひきつったみたいな笑い方、上海では見たことないですね。
どっちの国が生き辛いのか、疑問に思った瞬間でした。

新宿で乗り換えでした。
とにかく、人が多い!上海も多いはずですけど、やっぱりそう思っちゃうんですね。
なんか怖かったです。みんな綺麗にしてますし。緊張感高めです。
移動にも無駄がない感じです。誰もが当たり前のようにすすすーっと移動してます。
人ごみの中で路線を検索をしてたんですが、そうやって立ち止まっていると、すごく流れに乗れてないような気がしました、なんとなく。
なんか、よそ者を受け付けないような疎外感を引き立たせてくれてました。

で、途中で気がついたんですが。僕、列に並んでない!
駅を出るときとか、エスカレーター乗るときとか、無意識に割り込んでました。結構衝撃的です。
無意識なんだからしょうがないのです。きっと中国人もこんな感じなんだろうなあ。
そして、もしかしたら一部の人に「この薄汚い中国人め!」とか思われたりして。
最初、さんざん文句言ってたのに染まってました。別の意味で怖いです。

で、改めて振り返ってみると、僕も結構変わりました。
別に背は伸びてないです。ひげも前からありますし。
大体こんな感じです。

・コーラが飲めるようになった
まあ、昔から飲めるんですけどね。あきらかに普通の飲み物になりました。
日本にいた頃はほとんど飲まなかったのに。
理由ははっきりしていて、(水道かもしれない)水を使ってない飲み物→缶飲料→アルコールが嫌なときはコーラ、みたいな流れです。
きっと骨が溶けまくってます。

・辛いものが食べられるようになった
中国の食べ物は基本的に辛いので、慣れました。
といっても、現地の本気の食べ物は無理ですけど。
昔は全然無理だった気がするものも食べれるようになりました。

・裸で寝れるようになった
だって、夏、暑いです。
そして、なんか体質が変わってきている気がします。
昔はどんなに暑くても、冷房かけながら、パジャマ着てタオルケットかぶって寝ていました。
でも、だんだん薄着になっていきました。
なので、少し前についに裸に挑戦してみました。結構平気でした。
昔だったら確実に途中でやめてたはずなのに。
おまけに結構変なテンションで楽しかったです。
でも次の日、お腹の調子が悪かった。

そんな感じの東京生活でした。
まあ、久々だったので楽しかったです。
たまには戻るのもいいですね。次の予定はないけれど。
ただ、東京って、なんだか生き急いでる感じがしました。なんとなく。
僕にはやっぱり田舎暮らしが向いてるのかも知れません。
ちなみに上海は都会だけれど、住んでる人はみんな田舎者なので和みます。

2006年7月12日水曜日

八つ墓村2


何度もリメイクされている名作、八つ墓村。
僕が見たのは八つ墓村2でした。

最近、家でCDが聞けるようになりました。
うれしくて人に話していたら、今度はなんと!DVDをもらいました。ありがたや~。
そのとき一緒にもらったのが「八つ墓村」。
ちょっと意味不明ですが、あると意外と見たくなってしまいました。

パッケージから取り出した「八つ墓村2」を早速プレーヤーにかけます。
金田一先生が電車で八つ墓村にやってくるところから始まります。
ちなみにこの金田一耕助、渥美清がやってます。
しかも安っぽい帽子をかぶってるし、どう見ても寅さんです。

食事の席で殺人が起こり、いい人そうな主人公は洞窟へ。
その後は洞窟のシーンが続きます。
いくつか殺人が起きたり、綺麗な後家さんと絡みがあったりして、やたら耽美的なつくりです。
そのまま洞窟内で真犯人と対決、事件は解決します。
最後に突然武士が出てきたりして、なんだかとても変な映画でした。

「さすがに続編ともなると前編を知らないとちょっとわかりにくいなあ。でも、そんなところが現代的。」
とか思いながら、DVDを片付け始めました。
一時期、たけしの映画とか、中国の映画とか、やたら色彩中心だったし。
きっとそういう流れの映画なんですね。
で、パッケージの中には「八つ墓村1」が。

再生してみると、「東映」ってどーんと出てきます。
。。。つまり、続編じゃなくて2枚組みだったようです。
僕は2枚目から見たようでした。

まあ、でも結構おもしろかったです。怖くもなかったし。
借りたい人は言ってください。

2006年7月11日火曜日

今日の朝食・お好み焼きの親戚

煎餅と似ていますが、ちょっと違います。
こちらは餅みたいなのを焼いて作ります。
From 今日の朝食


なので少し厚みがあって、お腹も膨れる。
僕の中では朝食の王様です。ちなみに女王は毎回出てくるオレンジジュース。
王様だけあって、これだけは毎日食べられません。朝見かけると、四葉のクローバーを見つけたような清清しさ。
理由はわからないけど、気の向いたときしか作ってくれないんです。
同じ店の別メニューはあるのに。おばちゃんがんばれ!

中にはさむトッピングは選べます。
ジャン、ねぎ、シェンツァイ、干しえびが最高の組み合わせ。そしてとっても幸せ。
ちょっとピリ辛ですが、とてもおいしいです。
辛味だけで食べられる辺り、僕も中国人っぽくなってきたのかも知れません。

ちなみにこれも2元。卵1つだと1.5元です。
僕は顔がわれたみたいで、黙っていても卵は2つ割られます。
そういえば、初めて買ったときは5元でした。まあ、中国ですしね。。。

2006年7月10日月曜日

ワールドカップ

とっくに日本がいなくなったワールドカップ。
ついに終わっちゃいましたね。
イタリアの国民の皆様、おめでとうございます。あと、イタリアの優勝に賭けてた人にも。
From ワールドカップ 2006


日本戦は一応すべて見ました。普段は行かないバーにも行ったり。
エセなファンですいません。
こないだ話してたらオフサイドのルールもちゃんとわかっていませんでした。まあ、それくらい普通ですって。
ブラジル戦はちょうど日本にいたこともあって、日本のバーで見ました。
それが写真です。
正面の鏡に、熱狂してる人たちが写ってるはずだったんですが、いまいち。
撮ってる間、「応援しろよ!」とかどつかれるんじゃないかとビクビクしてました。

やっぱり日本戦は日本で見るのがよいですね。
さすが本場は温度が違いました。
ずーっと歌ってるし、となりの客は叫んでました。
「なんでそこで足止めてんだよ!当たれよ!!」
とか、ずーっと指示出してました。いや、ほんと、うるさいから。
是非次のワールドカップは彼に監督をしてもらいたいですね。

そういえば、上海に戻ってから、玉田 圭司 選手の友達って人に会いました。
ブラジル戦でゴールした人ですね。
冬のトレーニングは一緒にするそうです。5キロ走るとつらいって言ってました。
世の中って意外と狭いものですね。

2006年7月7日金曜日

今日の朝食・クレープの親戚

今日の朝食シリーズ第2弾。

見た目はクレープみたいです。甘くはないですが。
たぶん、とうもろこしをつぶして薄く焼いたもの。
名前は知りません。誰か教えてください。
From 今日の朝食


中身は卵、ねぎ、唐辛子、よくわからないごろごろしたもの。お菓子みたいな食べ物です。
朝なので軽い食事をしたときにはとてもいいです。味も食べごろ。
僕はほんとは納豆と味噌汁のある朝食でお腹いっぱいがいいんですが。要おかわり。
朝から食べられないという人の気持ちはまったくわかりません。
起きた瞬間からお腹が減って死にそうです。前世の記憶か。

クレープのほうは2元。30円くらいですね。
隣のオレンジジュースは5元なので、飲み物のほうが高かったりします。
考えてみると、前回のステーキはこれの40倍。

上海の物価ってこんな感じです。
差が激しすぎて、なにが適正価格なんだかわかりません。
なのでぼーっとしてると、気がついたらなくなってたりします。
ご注意を。というか、僕に必要なんですが。

2006年7月6日木曜日

今日の朝食・ステーキ

一部のご要望にお答えして朝食の風景です。
第一弾はステーキ。中国っぽくなくてすいません。
From 今日の朝食


休みの日に鍋を食べようと思ったら早すぎてやってなかったので、隣のステーキにしました。
夜でなければ1割引きで、値段はだいたい80元。1000円くらいですね。
一応コースになっていて、お腹は膨れました。

値段の割にはいいもの食べた感じです。

2006年7月5日水曜日

今日の芸術


今日の芸術。
岡本太郎が書いた、「学問のススメ」ならぬ「芸術のススメ」。

岡本太郎が書いているので、
「だって爆発なんだもん!」
「芸術をやらないとだめだよ。やっぱり芸術だしさ。」
とか、そんな感じに書かれていると思ったら大間違い。

ちょっと失礼かも知れませんが、すさまじく理性的な文章です。
そんじゃそこらの作家よりも読みやすい文章です。
まずそこがびっくりしました。いつも爆発してるわけじゃないんですね。
もしかしたらかなり失礼かも知れません。

まあ、岡本太郎本人が「今日の芸術は、きれいであってはいけない。うまくあってはいけない。」と言っているので、作家のプロのほうが文章が下手なのは当然かもしれません。
なんで今日の芸術はきれいであったり、うまくあったりしてはいけないのかは本を読んでくださいね。
とても丁寧に、論理的に説明されています。感動的だったりします。

それ以外にも芸術の周りにいる人たちの勘違いをさっぱりと指摘しているところなんかは気持ちがいいです。
そして、皆が芸術しなければいけないのはなぜかなのか、納得してしまいます。
これを読むと、まさに「後は芸術を始めるだけ!」になります。いや、ほんと。

で、話は変わるんですが、以前、友達にお勧めの本を聞かれたことがありました。
「作家自体を尊敬しているのは筒井康隆と坂口安吾」って答えたんですが、なんで尊敬してるかうまく説明できなかったんですね。
で、これを読んで半分はわかりました。

筒井康隆はSF小説から始めて、だんだん小説の中の世界から、もっと後には小説そのものから自由になっていってるんですね。
今まではなんとなくそのあたりが凄いなあと思っていたんですが、その進み方はまさにこの本に書いてある芸術と同じなんですね。
当たり前に感じている、世界観とか、描写の方法とか、そういうものを順番に疑ってみる。
そして、うんうんうなって(かどうかは知らないけれども)新しいものを作り出すんですね。
そういったプロセスを無意識に知っていたので尊敬していたんですね。

まあ、それは置いておいて、これを読んで芸術を始めてみようって気になればもうけものですよ。
きっと人生がもっと豊かになります。
ストレスの多い、現代こそ芸術すべきなんですね。爆発ですし。