2008年1月20日日曜日

愚か者ほど出世する


久々にAmazonにログインしました。
で、レポート見ると、この1年で3万円も売ってました。びっくり。
「女帝 花舞」を大人買いしてくれた人、ありがとうございます。
といっても僕に支払われるのは1000円くらいですが。


タイトル見ると、実用書っぽいです。
そういった類の本は読まないんですが、
なぜか「読むリスト」に入っていたので読みました。

「人類の知性は終焉しつつあるのではないか?」がテーマです。
アカデミックですね。で、実際のところ、やっぱり実用書じゃないです。
著者はジャーナリストですが、学者とのやりとりみたいな感じで書かれています。

・人間の脳は5万年前から減り続けている。
・チンパンジーは人間の子孫。
などなど、結構楽しいです。
ちなみに上のふたつは生物学的に正しいことらしいです。

で、実感としては、割と納得いきます。
東京での生活はすごく便利。
でも便利すぎて、普段ほとんど何も考えなくても生活できてしまいます。
人間が家畜化しているわけですね。
「常識」に従っていれば、飢えることも、理不尽に死ぬこともないですから。
主人が、「社会」とか「文明」とか抽象的なところがやっかいです。

テーマに沿って、いくつか事実が書かれています。
映画にもなった、トロイとの戦争とか。
もっとも優秀な人々は前線で10年も戦い続けた。
無能な人々は祖国でせっせと子孫を残していた。というところ、おもしろいです。
今でも、有能な人ほど一日中働いていそう。
なので、同じかも知れません。
いっぱい働いて、社会を良くして、その恩恵にあずかるのは馬鹿の子孫というわけですね。


で、正月にマックでコーヒー飲んでて思ったんですが、
24時間、365日のサービスってもうやめたほうがいいと思います。
しんどいです。僕は。
ユダヤとかキリストの教えに従って、週に1度は安息日を設けるのがいいかと。
電気もガスも水道も一切禁止です。
ペットボトルとろうそくで生活します。
トイレは流れないし、冷蔵庫の中のものは腐るかも知れませんが、
そういう不便というのもいい気がします。


そんなわけで、便利で休むことのない東京を離れて上海に行きます。
うん、かなりムリがありますが。
andy夫妻と一緒に行きます。2月22日あたりです。

よかったらよろしくお願いします。

2008年1月15日火曜日

八丈島(1日目)

マクドナルドによく行きます。
毎度ご愛顧いただき、まことにありがとうございませられてもよさそうなくらい。
真冬でも一日に3回くらいアイスコーヒー飲んでました。
最近は冷え性なので控えてましたが。

さっき、久々に行ってきました。
今日はあまりに寒いので、そろそろホットにしようかな、と思いました。
店員「なにになさいますか」
僕「ホットコーラ」
店員「ホットコーラですね」
僕「(ちがうよ。)」
なにが出てくるかどきどきしましたが、普通のホットコーヒーでした。


年末に八丈島に行ってきました。
写真はありません。なぜなら携帯の電池が切れてたから。
買ったばかりだったので、壊れたのかとあせりました。

目的は、「なにもしないこと」でした。
疲れた心と体を癒しに行ったわけです。
あ、なんかがんばってるっぽいですね。
我ながら気持ち悪いです。

夜中に突然思い立って、飛行機の予約だけして、そのまま朝出発しました。
後から気がついたんですが、これってすごく高くつきますね。
ツアーとかで予約してれば、飛行機代だけでホテルもついてました。がっくり。
ご利用は計画的に。

島に着いて、とりあえずビール飲んでました。なにから始めればいいものか。
店員さんにもらったガイドによると、温泉があるらしい。
とりあえず温泉ですね。
この展開、どこかでもあった気がします。

バス停まで行くと、次のバスは1時間後らしい。
観光地としての自覚があるのか。
近くの役所で聞いてみると、みなさんレンタカーをご利用になりますよ。
なんと1日で3000円。安いじゃないか。

これも後から気がついたんですが、僕は上海にいる間に免許の期限が切れました。
戻ってきてから再発行したんですが、それによると僕は初心者なんですね。
マーク貼り忘れてました。あぶないあぶない。

道に迷って、山道を1.5往復してから最初の温泉につきました。
というか、近くにつきました。でも見つけられない。
さっさとあきらめて、すぐ近くの温泉に向かいました。
サーファー御用達らしく、開放的、、、すぎる。
海のそばの小汚い小屋にお湯がはってあるだけです。
冷えた体を温めるにはいいかもしれませんが、
タオル片手にゆっかりつかろうって気にはなれません。

次は山のふもとの絶景温泉。

閉鎖されてました。
新宿の爆発の影響らしいです。
それ以来、審査が厳しくて、なかなか再開させてもらえないとのこと。
理由はまともですが、結果だけ見ると中国と変わらないです。
しかも途中で変な小道に入って、切り返せなくて大変でした。
行き止まりで途方にくれていたら、どこからかお兄さんがひょっこり現れて、
慣れた手つきで反転してくれました。山の精か。

やっとたどり着いた温泉で風呂上りにビール飲んでました。
寝てしまいました。
起きたらもう夜でした。
しかも土砂降り。
しかも宿無し。

どうでもいいことですが、タオルがなくても、
ドライヤーで全身乾燥させることができることをここで知りました。
文明の利器ってすごいですね。

3軒しかないホテルの一番安いところに電話して泊めてもらいました。
ちなみに、民宿みたいなところはたくさんあります。
でもお金もなかったんです。
VISA万歳。

店員さんに教えてもらって、やっぱりカードの使えるすし屋に行きました。
普通の刺身を食べて、普通の海鮮丼を頼もうとしたら、
「せっかくだから島寿司食べていきなよ」
と板前さんが。
島寿司は八丈島の名物です。

せっかくなので注文すると、握りながら話しかけてきます。
御茶ノ水に住んでて(ゲストハウス)、
会社は銀座で(レンタルオフィス)、
実家は富山(ぶりがおいしいです)だって話をしました。
すると、なにを勘違いしたのか、
「いや、オレはこんな寿司、寿司と認めてないんだけどね。」
「こう見えても前は銀座で働いてたんだよ。」
「そのころはxxから魚を取り寄せて。。。」
などと自虐トークが始まりました。

島寿司は、そんな感じの味でした。
食べ物は都会のほうがおいしいですからね。
特定の食材に限れば、原産地のほうが安くておいしく食べられるものもありますけど。
八丈島には、ファミレスも、ファーストフードも、コンビニもありません。
一番高いホテルのレストランも、ランチさえやってない。
なので、食べ物にはずっと苦労しました。

八丈島の人、ごめんなさい。

2008年1月10日木曜日

ドライ・東京


向かいの席の人が電車から降りました。
メガネケース?のようなものを残して。

その人の隣の人も降りようとして、すぐに気がつきました。
「あれ、これ、忘れて行ってるよね?」
という雰囲気を体で示してます。
手を伸ばして、引っ込めて、また伸ばそうとして、振り返って降りていきました。

で、取り残されたメガネケース?の写真です。


後から乗ってきた隣の二人組み。
女の子:「あれ、なんだろ。忘れ物かな~」
男の子:「オレも気になってたんだよ」
終わり。

こういうの、集団無知といいます。
なにが正しいのか、みんな知ってるんだけど、
他の人はなにもしないし、もしかして自分が正しいと思ってることをすると、
すさまじく変なことしてると思われるんじゃないか。

昔、アメリカでアパートの中庭で人殺しがあったらしいです。
被害者は叫んでいたし、実際に死ぬまで何十分かあったらしい。
アパートの住人はみんな気がついていたけど、助けはおろか、警察に連絡すらしなかったとか。

とか考えながら、真性無知な僕は、カメラで写真を撮ってました。


降りようと思っていた駅で、一緒に降りたおばさんがちゃんと駅員に届けていました。
よかったよかった。
や、僕もおばさんがいなければ、届けるつもりだったんですよ!


ちなみに。
この話の応用で、危ない状況で助けを求めるときには、集団に助けを求めてはいけないそうです。
顔を見合わせて、誰も助けてくれない可能性が高いわけですね。
「そこのチンピラ顔のあなた、助けて!」
みたいに、特定の人に求めるのがよいです。
あえて無視したくなりますが。