ここにはあんまり僕の考えとか書かないつもりでいたんですが、まあこれくらいはいいかなあと思って。
ちょっと前に日経ビジネスを読んでいたら、90年代はどの企業もこぞって米国モデル、つまり即時に結果がでる経営方針、を導入してきたが今後は社会との調和を重視する日本モデルも大切にしなきゃね、というようなことが書いてあった。
これ読んでて、「米国モデルの利点はわかるけど、日本モデルの利点はなんだかわかりにくいなー」とか思って忘れかけてたんです。で、僕の勤める会社で最近起きたごたごたの結果、人事異動があった話をしていて、僕の意見は「ごたごたがあって人事異動があったんじゃ、今後昇格したい人間は毎回ごたごたを起こさないといけなくなるから変だ」というのと、「それは現在の人事が間違っていたことを会社が認めたわけだから、今後どうやって人事を間違わないようにするのか示すのが先だろう」ということだったんですね。
話が逸れたようなような気がしてますがそうでもなくて、僕の発想が日本モデルなんだって思い当たったわけです。で、「おー!!」っと思ったからここに書いてるわけです。
そう考えてみると、僕がいままで会社のここが変だよ!とか言ったことはほとんど会社をひとつの社会としてとらえた意見なんですね。だから、その社会に住む人がもっと気持ち良く生きるために、あれは変だとか、こうすべきだ、とか言ってた気がします。社長にとっては会社は儲けたり、自分の夢をかなえる手段としてとらえているわけだから、話が合わないわけですね。これはほんとに話が逸れた。会社を「経済的な活動をする人の集まり」ではなくて「自治的な社会を構成する人の集まり」と無意識に思ってたんだなあと目からうろこでした。
僕は自分を標準的な感覚をもった人間だと思ってるので、日本で米国モデルが浸透するのはなかなか難しいなという気がしますね。だって、なんの疑問も持たずに変だと思ってたもの。僕は夢想家(妄想家かもしれないが)なので、たまに自分が社長になって、どんな会社を作るか考えるんですが、必ず組織の構造と各人の気持ちとか考えてしまいますね。どうやら根っからの社会主義らしいです。。。
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