佐藤 優さんの書いた本です。
鈴木宗男さんと一緒に起訴された人です。
起訴される経緯と、獄中での生活や取調べについて書かれてます。
これはすごいです。
なんかすっかりお茶の間に溶け込んできた政界ですが、やっぱり政治の世界は大人だな、と反省させられます。
佐藤さんは情報分析官だそうですが、各国(主にロシア)の大物となにやら大人な駆け引きをしていたようです。
この手の話はCIAとか、・・・とか(知らん!)、なんかその辺りの話で日本は全然関係ないや、と思ってたら大間違いでしたね。
日本にもそんな人がいたわけです。
獄中での検事とのやり取りもすごいです。
「僕も検事さんのことはちょっぴり信頼している。でも、僕たちは利害が対立してるから敵同士だね。」
「国益のために友人を売るような調書は作れない」
なんで、”友人を売る”のが”国益に反する”のかは読んでからのお楽しみです。って、想像つくか。
下手なハードボイルドなんかよりよっぽどかっこいいので、是非読んでみることをお勧めします。
日本の官僚を少しは好きになるかもしれません。
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