2006年5月26日金曜日

交差点

オリンピックに向け、中国人の交通マナーを良くしようって計画があります。
聞くところによると、もう何年も前からやっているそうですが。

まあ、そんな気持ちもわかるなーってくらい交通マナーは悪いです。
車が走ってようと隙見て横切ろうとするのは普通です。
タクシーだって信号守ってんだかどうかあやしいですし。
今は強硬手段で、信号守らないと歩行者も罰金です。
ちゃんと交差点には警察官が立って見張ってます。

そんな感じなので、信号待ってるとストレスがたまるんでしょうか、喧嘩が始まりました。
なんか、2人の親父が言い合ってます。
注意して聞いてたんですが、なに言ってるかさっぱりわかりません。
なので、「これは普通語じゃなくて上海語に違いない!」と自分を納得させてました。

でも、よく考えたら、
「あなた、今なんと言いました?殺しますよ!」
だったらわかりますけど、
「おめー、今なんつった?ぶっころすぞ!」
だったらわからないので、結局良くわかりません。

まあ、どうでもいいですね。

相変わらず、胸を押し合ったりして熱く語り合ってる割におとなしい喧嘩でした。
周りの人も「まあまあ」みたいな感じで、やっぱりなんだかんだ言っても上海の人はいい人かも知れません。
最近、「殴れるもんなら殴ってみろや!」なんて台詞、頭おかしいんじゃないかって気がします。かっこいいの?
僕も中国人らしくなってきたのかも知れません。

でも、そうでもない場面も見たことがあります。
タクシーが動かないので「なんだー?」とか見回してました。
そしたら、頭が血まみれ。顔全体が真っ赤な人がふら~っと立ってるんですね。
警察なんかも到着済みで、それでタクシーが止まったみたいでした。
食堂だったのでお酒でも入ってたんでしょうね。

映画はかなりリアルなんだってわかりました。
違和感ゼロでした。
そうか、僕たち、気がつかないうちに目年増になってたんですね。

見たことないのに、知っている。
行ったことない場所の風景も知ってたりしますね。

「わあ、すごい!写真みたいにきれい~」
って、本末転倒ですよね。
綺麗な風景が先にあって、それを写真に収めた。
なのに、ほんとにきれいな風景を見て思い出すのが、写真を通して見た風景だなんて。

人形館は倒錯の世界だな~なんて思ったりもしましたが、とっくになにか狂ってるのかも知れませんね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今日はなんだか感傷的で繊細なくみちょーですね。

kumicho さんのコメント...

そうなんや。自分だとよくわからん。