2007年7月8日日曜日

ヤバい経済学


友達に勧められて読んでみました。
うーん、おもしろい。

経済学で使われてる手法で世の中の迷信だとか定説を見直す、ような感じの本です。
なので、あまり経済学の本って思えないですね。
実際、そのあたりのことはあちこちでいろいろ言われてるみたいです。


その分析によると、「正しい子供の育て方」は子供の成長に関係ないらしいです。
将来の子供の経済力(思想や人格は計りにくいですからね)に関連があるのは「親がどんな親であるか」だそうです。
でも、「どのように育てたか」は関係がないそうです。
だから、ほっといても子は育つ。
とか言いたいわけではなくて、自分やまわりの人の常識の範囲で世話をすればいいんだな、と。
子育てって、どうしたらいいのかさっぱりわからなくても、そんなに不安に感じなくてもいいんじゃないのか、って思っちゃいますね。

ほかにも、1万円を渡して、「ここから好きな額をあなたの友人にあげてください」っていうのがおもしろい。
平均では3千円を渡すそうです。
グーグルの広告のマージンは33.3%らしいので、この辺の心理と関係あるのかも知れません。
「オレだったらこれくらいはあげるだろう」
っていう金額をマージンとしてとっているのか。

この実験には続きがあって、証券会社で聞いた場合は全員が0円だったそうです。素敵です。


ほかにも、相撲の八百長を証明していたり、麻薬の売人がなんで貧乏なのかなど、いろいろあります。
経済学ってことを気にせずに読んでみると、話のネタになりそうです。

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