2007年8月17日金曜日

冒険手帳

冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで (知恵の森文庫)

人生はサバイバル。
というわけで、読んでおきました。冒険手帳。

これで火もおこせるし、怪我しても応急手当ができます。
寝床も作れるし、無人島に行っても大丈夫。たぶん。
後はお金がなくても東京砂漠で生きていく方法が書いてあれば完璧だったのに。切実。

てな感じで実践的な冒険手帳です。
季節柄、熱射病と日射病の違いは知っておいたほうがいいかもしれません。
ところで、町は東西南北ではなく斜めに作るべきだと思いました。
真昼間に銀座を歩いていたら、日陰がなくて死にそうでした。
いくら冒険手帳を読んだあとでも、自分で自分の手当てはできません。危ない危ない。
きっと京都なんかも、町の構造はそうなんだろな。よくないですね。
マントルにミサイル打ち込んで、日本を傾けたりできないんだろうか。

そんな感じの手帳なんですが、冒頭の文がいいです。
「無人島や海外に行かなくても冒険はできる。
自分の頭で考え、自分の体で行動すればいいのだ。」
とか、そんな感じのことが書いてあります。いいこと言いますね。

これであなたも明日から冒険家です。
そのホテルリゾートの予約は僕に譲ってください。

2007年8月15日水曜日

わたしのなかのあなた

わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)

姉に臓器を提供するために生まれたアナちゃん。
これ以上臓器の提供はしたくないと、母親を相手に裁判を起こします。

なんかそんな感じの、結構重いお話です。
後半、えっ!って言うのが続きます。
まあ、それは読んでのお楽しみですね。
でも僕はあんまり驚かなかったです。なぜなら予想できたから。

普段、推理小説読んでても、犯人探しすらしない僕がなぜ予想できたのか。
僕はあとがきを先に読むのが好きなんですね。
で、この本でもあとがきを読もうと思って後ろをめくると、目に飛び込むタイトル。
かなりネタばれです。

この本は、感情移入のさせ方がうまいなーって思いました。
まあ、僕がうまいなーなんて思うってことは、やり方がヘタってことなんですけどね。
最初は、「もう私の体を切り刻まれるのは嫌なの!」で始まります。
たぶん、ほとんどの人はそうだろなあって思いますよね。
でも途中で、「臓器なりを提供する人には精神面でよい効果がある」ってことがわかります。
もしかしたら臓器移植関係者の間では常識なのかも知れません。
だけど、最初から知ってたら微妙な感じです。
それじゃあ、アナが求めているのはなんなのか。

。。。人間ってほんとうにすばらしいですね。
かなり略しました。あんまり書きすぎるのもよくないな。
最後の最後で大どんでん返しです。


そういやmixiで、「中国人は臓器も汚染されてる。いらない。」って言ってる人がいました。
いいとこついてるかもしれません。
環境のコストが問題になってますね。値段がつけにくいですから。
きれいな場所で育った臓器が高値になれば、このあたりの問題は市場的に解決されそうです。
もちろん、臓器ごとにRFIDで管理します。おぉ、近未来的。

なので、日本が臓器市場を作るべきじゃないですかね。
そろそろ、「タブーのない国」の強みを生かさないと。
ハリーポッターごときで神様がどうこう言い出す国に任せておいたら進みません。
魚を生で食べる国ですから。臓器を売買したところで変わりませんって。
一応、取引価格の数パーセントでも「恵まれない国の子供たち」への医療に使えばいいですね。
たぶん、臓器のために殺される子供より、多くの子供の命を救えると思います。
アフリカ産の「目」なんかは高値で売れそうですし。
そうなると経済格差も解消できますね。

次回の選挙の争点になるな。

2007年8月14日火曜日

花火(熱海)

花火行ってきました。
なんか突然行きたくなったんですよね。

てなわけで、行ってきました。熱海まで。
つい先週、友達にライブに誘われて、遠かったのでやめといた熱海まで。

From 花火 2007

熱海100万ドルの夜景。
言ったもん勝ちですね。いや、きれいではあるんですけど。
うちの庭も100万ドルの夜景ってことにしておこうかな。
「100万ドルの夜景を見に来ないか?」

From 花火 2007

始まったところ。
熱海は人が少なくていいです。
寝ながらのんびり見れました。

From 花火 2007

いいですね。
日本の夏。キンチョーの夏。
あのコピーを考えた人はすごいなあ。
花火見るたびに思い出してしまいます。宣伝効果高いですね。

From 花火 2007

てな感じで相当きれいでした。また行きたい。

温泉あるし、海もあるし、寂れてるから安いかも知れないし。
熱海にセカンドハウスってありかも知れません。
サマージャンボ、買っとけばよかった。

2007年8月7日火曜日

人生計画の立て方

人生計画の立て方

蓄財の神様らしい、本多静六さんの人生計画の立て方。
立て方っていうか、立ててくれてます。

人生計画の立て方っていうと堅苦しく聞こえます。
でも、どっちかというと、幸せな人生の過ごし方って感じです。

若いうちは仕事に没頭しろって言ってます。
そうすれば、仕事も道楽のように感じられるものなんだそうな。
若いうちから貯蓄しろって言ってます。
10年もすれば利子だけで食べていけるそうな。
といっても、この人の貯蓄はかなり過激です。
給料の25%は天引き。
ボーナス・手当て・その他の臨時収入もすべて貯蓄に回す。
半分くらいいくのでは?

でも、その結果、
仕事は道楽になってて、
家計は安定、
それって悩みなさそうですよね。

働き方、結婚の仕方、老後の過ごし方まで丁寧に書かれてます。
こういうことを話せる老人が近くにいたら、いろいろ相談しにいくだろうな。
人生の先輩って、素直に尊敬できそうです。


大体、近頃の老人はなっとらん。
わしが若いころには、人生の酸いも甘いも知った、立派な方がいっぱいおったもんじゃ。
それにくらべて近頃の老人ときたら、どいつもこいつも、わしが!ばばが!
もうええ年なんじゃから、若いもんをたてとったらええんじゃ。ばかもんどもが。
東高円寺にすんどるくみ爺、あれもひどいの。
わしはいつも言ってやっとるんじゃ、お前さんもそろそろ。。。

2007年8月3日金曜日

死ぬかと思った

死ぬかと思った (8)

死ぬかと思った体験談をまとめた本。
なんとシリーズ8冊目です。

愛読者なので今までも全部読んでます。うそです。
初めて読みました。

内容は、まあ想像つくかと思います。
本気で血だらけになる話とか、オナニーを親に見られたとか、そんな感じです。
朝ごはんをドトールで食べながら読んでました。吹き出しました。
死ぬかと思った。

僕は死にかけたことはないんですが、最近電話で話した友達はよく死にかけてる気がします。
昔、酔っ払って川に飛び降りて、捕まるところがなかったのであがってこれなくなってました。
「あ、コイツ、ほっといたら死ぬのかな?」
とか思った記憶があります。

そういや、テトラポットの上で、
「こんなことしちゃ危ないよ~」
って飛び跳ねてたら、ほんとに落ちてしまったこともあったかな?

人間って意外と頑丈です。