2005年6月13日月曜日

コインランドリー

ついに行ってきました! そして洗ってきました、じゃぶじゃぶと!
伝説の、憧れの地、コインランドリー!!

薄暗くて、洗濯するはずなのになぜかこぎたなくて、さえない感じの人達のオアシス、コインランドリー。惹かれます。
映画なんかでたまにでてきますね。その影響か、なんだか非現実的な感じがしてドキドキするわけですよ。いつかは行かねばと思っておりました。

篭に洗濯物をつめて、さっそうと入ってみます。期待と不安の入り交じる瞬間。当然いるはずのかわいい子がいました。どきどきですね。おさえるところはおさえてるって感じです。
もちろんオヤジもいます。僕はニートかチンピラって感じでしょうか。経験的に。

さっそくの出会いです。わくわくですね。さすがは非日常空間。
とりあえず洗濯物を放りこんでみます。結構たくさん入ります。これなら一週間分以上いけるのでは? それで200円ということは。。。
買うのも捨てるのもお金がかかるし、引っ越しの時にも場所をとって大変な洗濯機。なんだか本当に持ってる方が損するような気がしてきました。おまけに社交界(コインランドリー)にも出られません。

とか考えてると、オヤジがなにやら女の子に言ってます。「洗濯物残ってるよ」
!! ばかやろー!! それは僕とのつかみのために残っているのだよ。なに関係ないのに先に発見してしまっているのだ。しかも当然のようにちょっとうれしそうだ。なんで空気を読めないんだよ。僕のために女の子がしてくれた努力を無にしてしまった、とても残念です。
こういう時に取り乱してしまってもいけないな、ということで持ってきた本を開いていると、乾燥機から洋服をとりこんだ女の子がまだ残っています。うんうん、さっきはオヤジに邪魔されたけど、次の手を考えているんだね。健気ないい子だ。
せっかくの非日常空間、「こんにちは。何読まれているんですか?」じゃつまらない。二人にはもっと劇的で、あとで語りぐさになるような出会いが必要なのだよ。だからと言って、出ていくときにすっころんで僕に洗濯物をぶっかけるようなドジでかわいい女の子は、「あだち充」世代にはベタ過ぎる。
結局、開きすぎた間を持て余したのか、彼女は2つ目の乾燥機から洗濯物を取り出し帰っていった。この社交場を甘く見ていたようだ。緊急事態のネタは用意してなかったんだね。
帰り際の横顔には敗北の色がただよっていた。。。


今日の参考文献

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