2005年7月19日火曜日

鍵、鍵、鍵!! (1・部屋の鍵)

昨晩のことです。
今、泊めてもらってる友人のマンションに一人で向かいました。

地下鉄で最寄駅まで移動。その後ちゃんと道に迷って結局タクシーで建物につきました。
建物の中に入って「そうそうこんな郵便ポストが並んでたよ」なんて思いながら緑のポストを眺めてました。
エレベーターで目的の階に移動。最初の難関です。
場所の感覚は覚えていたんですが、対称なつくりなので2つにひとつ。でも、片方が明らかに汚かったのでなんとかクリアー。鍵を差し込みます。

これが堅い。でも、中国の建物なんてそんなもんなんだろうって思います。
築10年以上ですし。
力を込めてぐいっと回すと開きました。「やれやれ」なんて思いながら部屋に入ります。

たしかこのあたり~と思ったスイッチを入れます。あれ?つかない。
じゃあ、かわりにお風呂場(入り口のすぐ横です)の電灯を。。。!!!

なんか、洗面器とか置いてあります! 昨日使ったときにはなかったのに!!
暗がりで目を凝らしてみると、置いてある靴も違うよ!!!
血の気が引きました。明らかに別の部屋です。
「これは急いで逃げないと。。」すぐにドアを開けて外に出ようとしました。そしたら!

目の前に人が立っています。コンビニの袋を持って、部屋を空けようとしていた雰囲気。
「ここの住人だ!」
もう泣きそうになりました。
あまりの衝撃(きっと向こうはびっくりしたため)に、二人とも沈黙で向き合っています。

「あー、、○×△」
とりあえず説明しようとしてもなにも話せません。だって明らかに現地人だし!
身振り手振りで説明したけど限度がありました。
相手もだんだん怒ってきていたので、「これはいかん」と思い、中国語を話せる上司に電話して代わりに話してもらいました。

。。。あー、怖かった。
最初は警察行きはほぼ覚悟してました。留置所も高確率かな、刑務所もありえなくない。。なんておっさんの顔見たときは思いました。
今日の昼に落ち着いて考えてみても、刑務所に入ってもおかしくないですね。不法侵入だし。
アメリカなんかだったらその場で撃ち殺されていてもおかしくなかったかも。寒いです。


結局、マンションが悪いってことで納まったみたいです。同じ鍵で二つの部屋が開くのがおかしいと。しかも別の棟の同じ番号の部屋。そう、棟を間違えていたんですよ。。。
電話で話した後、二人でメモに書いてた本当の部屋に行ってドアが開くことを確認しました。というか、下手すりゃ全部の部屋開くんじゃないか?とか思ったけど黙っておきました。そもそも伝える術を持ちませんが。
おっさんはその後もまくしたててたけど、同じ階の住人になだめられたり、辞書を持ってきて話を理解しようとする僕の素人っぷりを見たりして、そのうちに帰っていきました。もちろん、上司にも電話で話してもらいました。ありがたや。
海外に一人で旅行する人はすごいな、と心の底から思います。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

乙です。マメに連絡くださいませね。

匿名 さんのコメント...

すげえ、漫画みたいですね。
とりあえず撃ち殺されなくてよかったよかった。

kumicho さんのコメント...

ほんとだよ。
生きてるってすばらしい。。。