2006年4月30日日曜日

夏日

今日の上海は暑いです。
最高気温30度。夏ですね。

よっしゃー!夏だ!海だ!!ビールだ!!
。。。とか言いたいところですが、暑くてすべてが面倒です。
春ってこんなに儚い季節でしたっけ。
春眠暁を覚えられないよ、とか言ってたのが夢のようです。

もうだめ。。。

2006年4月28日金曜日

燃えるライト

街灯だと思いますが。
雨にぬれて、湯気上がってます。
From 燃える街灯


まあ、つまり、どんだけ熱いねん!
と。そういうわけです。
へそで茶が沸くわ!みたいな。
すいません、だいぶ間違えました。

そういえば昔部屋の照明が落ちてきたこともありました。
ねじの辺りが熱でおかしくなったみたいでした。
その前にも、トイレの明かりをつけっぱなしにして出かけたところ、
「つけっぱなしだと火事になる!」
と大家さんに怒られたこともありました。(隣の部屋の人が大家さんに話したらしい)
いや、そんな照明、嫌なんですけど。

そんな感じに、省エネだとかそういうのとは無縁なわけですね、上海。
素敵な消費文化。
一皿で出てくる料理も多すぎるんだよ!食べきれるか!!
すいません、愚痴でした。

そういえば、人は燃費よさそうなんですよね。なんかそんな気がします。
一緒に食べても驚くほど少食ですし。
暑くてもあんまり汗もかかないですし。
さらには冬でも結構薄着です。
でも、お風呂には入ってもらいたい。

汗かきな寒がりとしては結構うらやましいです。

2006年4月27日木曜日

成功の教科書


「成功の教科書」、熱血!原田塾の原田さんが書いてます。
ついでにファーストリテイリングの柳井さんも絶賛らしいです。

熱血!原田塾とか書くと、ちょっと怪しい感じを受けますが、元は中学校の先生だったようです。よかった。
公立の中学だったにも関わらず、彼が顧問していた陸上部は日本一をとり続けていたんですね。こりゃすごい。
なので、こういう分野に進んだんですね。

そこまで実績があるので言ってることの重みも違います。
実際、読んでみると「こりゃ成功するな」と思います。
まっすぐなんですね。無駄がない。

この本は僕らが自分の目標や行動を書き出す手助けをしてくれます。
後は、なぜそうするかの理由などを教えてくれます。
基本的には自分で考えて書きまくるわけですね。
どんどん掘り下げて書いていく。
そのやり方は教えてくれます。

そして毎日実行。
毎日反省。
マイルストーンでも反省。
成功に向けての行動しかしないのだから失敗しようがないです。
失敗したとか落ち込んでる暇もないです。
べつに皮肉を言ってるわけじゃなくて、ほんとにそう思いました。
立ち止まってへこむんじゃなくて、次はどうする?って視線なんですね。

で、その成功例がイチローとかなんですね。
ちなみに、彼は結構いいこと言います。
「アマは成功体験で気分よくなっていればいい。プロは失敗の記憶しか残らない。それを克服し続けなければいけない。」
とか、
「大舞台でリラックスすることなんて無理。プレッシャーに向き合って、その中で成果を出すしかない。」
とか、ぱっと思い出せるのでもいいこと言ってます。

イチローのように成功したい人は読むと近道できそうです。いや、ほんとに。

2006年4月26日水曜日

紹興

紹興に行ってきました。
紹興酒の紹興。広島の広島焼きみたいな感じです。

最初の写真がなにやら有名なお店。
基本的にはここで紹興酒飲んでました。
片道3時間かけて昼間っからお酒。なにやら優雅です。
From 紹興


おつまみは臭豆腐。その名の通り、臭い豆腐です。
食べながら散々言ってたけど、臭い意味がわかりません。
臭くなければ揚げ豆腐と大差ない感じです。臭い意味がわかりません。

三輪車に乗って、市内観光もしました。
うちの運ちゃん、スタート直後に車と接触。
でも、たいして問題にもならずに運転再開。結構傷いってたけど。さすが大陸。

なんか由緒ありそうな、なさそうな古い町並みを回りました。
有名らしい橋もいくつか見ました。川が見えますね。。。当たり前。
From 紹興


そんな感じで一回りして、船に乗ってお帰り。
船は、たぶん普通に乗ってたら気持ちよかったんだと思います。
統率の取れない面々が乗るとかなり怖いです。簡単にひっくり返りそう。
この写真も「持って帰れないかも知れない。。。」とかおびえてました。
From 紹興


そんな遊覧ですが、水面近いし、マイナスイオン出ててよいかも。
かなり汚いですが、それでもそれなりにいい気分です。
川は家の裏口を流れているので、ちらほら洗濯してる人も見かけました。
生活に触れてるようで悪くない光景です。
でも、きれいなの、、? いや、言うまい。
From 紹興


最初の酒店で飲みなおして帰りました。

平和な一日。

2006年4月25日火曜日

龍武功夫館(少林寺)

友達と見学に行ってきました。
少林功夫(カンフー)を教えてくれるらしいです。
11人集まれば、少林サッカーチームも作れるみたいです。うそです。

まず、門構えが凄いです。
いくら中国とはいえやりすぎな感じが。
でも、これ見るとやる気が湧いてくる気がしないでもないです。
From 龍武功夫館


中に入ると、、、やってました。
確かに映画でよく見るような動き。さまになってる!(当たり前)
ターゲットを絞ってるのか、授業料が高いのか、外人が多かったです。
明らさまな欧米人が、「功夫」とか書かれたパンツはいてカンフーやってました。なんだか微笑ましいですね。
From 龍武功夫館


写真は型の練習ですが、後ろのほうではもっと強そうな練習もしてました。
カンフーは体柔らかくないとダメですね。先は遠そうです。

他にもボクシングだとか、総合格闘技だとかもメニューに入っていました。
ここに通いつめた日には立派な武道家になれますね。

2006年4月24日月曜日

デザインのデザイン


友達のデザイナーが読んでたのでなんとなく借りてみた「デザインのデザイン」。
もちろん、デザインの本です。

今まで、「美術」「芸術」関係とは縁のない生活を送っていました。
まあ、読む本もなくなってきた(というか、ほぼ慢性的に不足気味)ので軽い気持ちで読んでみました。

ところがどっこい、これがおもしろい!

2章のリ・デザインの作品紹介がとてもおもしろい。
一番衝撃的だったのが、「ティーバッグ」。
持ち手が茶色のリングになってます。
「??なに言ってんだ?」
と思われるかも知れませんが、このデザインにどういう意味があるかは読むとわかります。
デザインの凄さを知りました。
他にも「四角いトイレットペーパー」や「吸水レベルつきバンツ」など。
あまりにおもしろいので、この本を貸してくれた友人に「このデザイン展に行きたい!」と言ったら「上海じゃ無理」と言われました。そりゃそうか。

デザインって、愛と知性にあふれた世界なんですね。
使う人への共感なしに成立しないところが愛ですし、社会への批判なしに進歩がないところが知性です。
まさに理想郷。まあ、現実はいろいろあるんでしょうが。

この本をもっと小さいときに読んでたら、確実にデザイナーを目指していたと思います。
まあ、いまからでも遅くないので、とりあえず自称デザイナーになってみるつもりです。
「来年から学校に行くー!!」とかしないですが。実はちょっと考えました。

6章の「日本にいる私」もおもしろいです。
ここで紹介されている場所もすごくいいです。「天空の森」、行ってみたい。とてつもなく高そうですけど。(そして調べてみたら高かった。)
いくつかの要素をピックアップして全体として優位だとかいう「国家の品格」みたいな民族主義的な本に頼らなくてもいいです。
ここで書かれていること、一人のデザイナーが「どうして、今、日本で仕事をしているのか」という理由を知るだけで日本が少し好きになれます。

僕は日本の伝統的な芸術はほとんど、どれも嫌いでした。
お寺だとか、歌舞伎だとか、茶道だとか、どれも「理解できないのはお前が悪い」的な雰囲気があって、そのあたりが癪に触るんですよね。
実際、どんな紹介を見てもその芸術性自体を否定してるものってほとんどないんですよね。
ちょっと批判っぽく書いてても結論は決まってるものばかり。

だから嫌い。

だったんですが、まあ少しくらいは存在を許してやろうかなって気になりました。
ここで紹介されている場所が、そういう文化を理解した上でもう少し下手に提供されている様子にちょっと感動してしまったので。

デザインに興味がある人(きっと)もない人もとてもおもしろく読める本です。
最近読んだ中ではいちおしですね。

2006年4月20日木曜日

上海図書館

上海図書館に行ってきました。
日本語の本もあるって聞いて喜んで行ってきました。
From 上海図書館


小説とか、今まで空輸してました。
この図書館の存在を知って、「なんてバカなことをしていたんだ!」とちょっと後悔しました。

閲覧、貸し出しには登録が必要です。
外国人はその料金が高い。しかも、どう手続きしたらいいのか、よくわかりません。
先に来ていた友達に聞いてみると、
「なくても入れたよ」
そんなバカな。僕は追い返されてるんですが。
From 上海図書館


で、話を聞いてみると、とりあえず何言われても知らない振りしてりゃいいんだ。そうなんだ。
ということがわかりました。さすが中国。
「もう何言われても無視するよー」って顔してたら何も聞かれませんでした。

地方の図書館としては、まあ大きいほうですね。
4階建てで、4階が外国語の書籍。
日本語の本も読めるというのは、かなり買いかぶり過ぎでした。
新聞や雑誌はありますが、雑誌は半年以上遅れてます。
後は技術書なんかで、小説は全然なかったです。残念。
From 上海図書館

2006年4月18日火曜日

匂い

春というには暑い昼間、エレベータを降りると”むわっ”と匂ってきました。
なんだかとても懐かしい。

2年前の夏、初めて上海に来たときを思い出しました。
僕の知ってる、最初の上海の匂いなんですね。
食べ物の匂いなのか、植物の匂いなのか、もっと汚いものなのか大気汚染の結果かは知りません。

なんか、テンションが上がりました。
さすがに階段駆け上がったりはしませんでしたが、イメージで言うと、美人のお姉さんが手を目の上にかざしながら空を見上げて「うーん、今日もいい天気!」とにっこり笑う、そんな感じです。

最近読んでるデザインの本に、「五感だけでは完結しない。そこから得られたものが、さらに記憶を呼び起こす、そこまでがデザイン」みたいに書いてありました。

まさにそんな感じ。
匂いが僕のテンションをあげるのか、匂いが呼び起こした記憶が僕のテンションをあげるのか。
僕にはよくわからなかった。
とりあえず、いい気分だった。

2006年4月13日木曜日

続・中国人の99.99%は日本が嫌い

というわけで、近くにいた中国人に聞いてみました。
その人は日本への国際交流の経験もあるので、いわゆる”親日”なんだろうとは思います。

「こういう本読んだんですけど、ほんとですか?」
「そんなに多くないです」
いきなりきました。直球です。
とりあえず嫌いは嫌いみたいですね。

どきどきしながら、
「じゃあ、どれくらいですか?」
「20%くらいかなあ」
5人に1人は日本が嫌いらしい。

多くないですか?
道を歩いてる彼も彼女も日本嫌い?
もう外で日本語を話せませんね。
いつ冷たい視線が襲ってくるか。。。
「嫌い」「嫌い」「嫌い」ひえ~!

でも、僕強い子ですから。がんばって生きていきます。
日本で同じ民族にそんな風にされるよりはましさ!
どこに行っても小さくなって生きていってやるさ!!

その後で、気にしないほうがいいよ、と慰めてもらいました。いい人ですね。
ついでに歴史の教科書にすごい残酷な写真とか載ってるんだよね?とか聞いてみたところ、
「戦争中はみんな正気じゃなくなるからね」
!!!
ちょっと本気で感動してしまいました。
視野広いですね。
こういう受け止め方ができる中国人がいたということにびっくりしました。

さらには、
「中国も元の時代に侵略戦争起こしてるし、お互い様」
とまで言ってました。
公平な見方ですね。是非国家主席になって欲しいです。
まあ、元はモンゴル族で漢民族ではないんですけどね。そのあたりちょっと微妙。

中国人ってもっと視野狭窄だと思い込んでたのでうろこが落ちました。
もう、ぼろぼろと。
ついでに恋にも落ちてしまったかも知れません。
僕は常に視野が狭い。

2006年4月11日火曜日

中国人の99.99%は日本が嫌い


せっかく中国にいるので読んでみました。
「中国人の99.99%は日本が嫌い」
人に伝えるには長めのタイトルです。特に99.99のあたりが。

歴史や教育、経済にも触れながら中国人の行動の紹介がされてます。
これまでなんとなく感じてたことがちゃんと言葉にされていて、読んでて楽しい本です。

とりあえず、これからは中国人に尋ねられたら「僕は日本の華僑だ」と答えることにしました。値引き率が違うらしい。
まあ、値段交渉が必要な買い物をすることはほとんどないですが。
「あんなひどい国でよくがんばってたな」とか聞けたらおもしろいです。ちょっとやさしくしてくれそうだし。

これ読んで、日本はそのうち中国にやられちゃうなあ、と思いました。
中国の日本いじめがどんどんひどくなって、日本が右傾化する前に全面降伏しちゃったほうがよくないですかね。
中華人民共和国、日本自治区くらいで。総理は身内に殺されそうですけどね。
資産没収されたり、わけわかんない罪でどんどん殺されたりするかも知れないけど、戦争で焼け野原になるよりはいいのではないのかなあ?負けは負けだし。
今なら「アメリカ領になっちゃうぞ~」とか言ったら譲歩してくれるかも知れないし。

文明的な先進国が、それを妬む蛮族に滅ぼされる例はローマの時代からあることですしね。
そもそも、中国だって清や元の時代はそれまで蛮族だった民族に支配されてたわけですから。
そういうことを繰り返して世界は均質化していく。

歴史の流れには逆らえないですよ。
問題は自分の資産をどの国で持つかですね。
日本の株買ってる場合じゃないですね。対立の溝が深まるたびに下がりそうだし。
日本、中国は当事国だからないとして、アメリカもあやしいですね。
ヨーロッパあたりが無難なのかなあ。

2006年4月10日月曜日

テニス

友達を誘ってしまったのでテニスに行ってきました。
初テニス。初ベニスはいつになることやら。
ただいま湿度95%。地中海に行きたいです。

誘われたほうの友達の同僚の知り合いだとかのつてで、高級そうなマンションのテニスコート。
街中でテニスなんて贅沢ですね。
夜景も綺麗ですし。

テニス始めた~なんていうと入学したての女子大生みたいです。
僕もそろそろ10段のおじいちゃんに許可をもらわなくてもテニスやデスコにいける年頃なのでやってみました。
これが、、、おもしろいですね!
とりあえず始めたばかりでも遊んでる気になれました。
この敷居の低さが人気の理由だったのね。なんでもやってみないとわからないもんですね。

とりあえず暑くならないうちははまってみます。
次の日筋肉痛でおしりが痛くなりますが。

2006年4月6日木曜日

上海植物園でお花見

春なのでお花見しました。
上海植物園に行ってきました。
From 花見・上海植物園 2006


ちょうど満開のようで、見ごたえがありました。きれいですね。
天気も良くて、少し暑いくらいでした。
汗かきの僕にはつらい季節の始まりです。

上海人には桜はあまり人気がないようで、桜の辺りは日本人ばかりでした。
ばかりと言っても数は少ないので、まあ、見回せばいる、くらいです。
間違っても上野公園の様ではないです。
From 花見・上海植物園 2006


せっかくなのでほろ酔い気分でぼけーっと桜を見ながらうとうとしたかったです。
眠気はいつも持ち合わせてるんですが、このときは時間がなくて残念でした。

上海植物園は結構広くてよさそうでした。
桜の季節には酔っ払った日本人とか、セーラー服に羽が生えた女の子とか見れるので楽しそうです。
散歩すると気持ちよさそうですね。桜以外にもいろいろ詳しくなれそうです。
もっと近くにあったらなあ。。
From 花見・上海植物園 2006

2006年4月5日水曜日

立ちション

立ちションを見かけました。
というか、座りション?女性です。

これまでも何度か見かけたことはありました。
でも、夜とか、ビルの隙間とかだったんですね。
真昼間にオフィス街の真ん中でやってたのでちょっと驚きでした。
ちょろちょろ流れてくるのが汚らしい。

そういえば、男性の場合はピューッと飛んでいって、壁だとか植木だとかに栄養あげてる感じでいいですね。
今自分が出したもののぬくもりを感じるのはなんか嫌だな。
慣れの問題かも知れませんが。

こういうのを見るたびに、「中国にまともな衛生観念が育つのは一世代後だな」とか思ってました。

でも、その直後。
シャンプーとか売ってるお店の店員さん。
店先で女の子の両足抱えておしっこさせてました。
「店先」で「若い母親」が「女の子」に「立ちション」させてるわけですよ。
これは、なんかいろいろ衝撃的でした。
これがアリなら、僕が歩きながらおしっこしてても許されそうな気がします。

というわけで「あと2世代は必要」に意見を変更。
じゃなくて、中国は均質化しない国なのかも知れません。
そういえばアメリカもそんな感じがありますし。
こういう人たちはずっといなくならずに、単純労働を支えていくのかも。

とりあえず、おしっこ臭いお店には近づきたくないです。

2006年4月3日月曜日

遠くて浅い海


ヒキタクニオさんの本です。
舞台は沖縄。でも、どこでもよかったような感じがあります。

内容は消し屋と天才の対決。
消し屋はハードボイルドな人です。シニカルでプロフェッショナル。
最初は彼が一仕事してすごさをアピール。

その後、依頼人が現れて、天才を紹介します。
天才を消してほしい、ただし、自殺で。

その後、消し屋と天才の丁々発止なやりとりが。。。
あまりない。
ほとんど天才の半生が書かれているだけ。
「長いなあ」と思って確かめてみると本当に半分くらい使ってます。
その部分は確かに爽快感があってさらさら読めるんですが、それほどおもしろくもないです。
時々、二人が絡む場面もありますが、いまひとつ凄みにかけます。

最後は血筋とか、出生の秘密とかが暴かれます。
サスペンスや推理小説では結構、定番なオチですね。
話の中で消し屋が言ってますが、自殺に見せかけて殺す、そんなやりとりがあったほうがまだ良かったかもしれません。

結局のところ、すごく魅力的な人物を2人、一冊で書いちゃった、みたいな感じです。
最初、「2人の天才の対決!」みたいなのを期待して読んでたので、ちょっと違ってました。
気軽に読んで爽快なので、「そうかい?」なんて言いながら読むのが、”正解”。