2007年5月28日月曜日

論理で人をだます法


タイトルに惹かれて買ってしまいました。
これでドンドコだましてやるぞ!と。

で、感想なんですが。
あとがきがおもしろいです。
数ページなので立ち読みしてみるのもいいかもしれません。

「著者はこの本を書いた著者であるという以外の何者でもない」
とか、結構ひどいこと書いてます。ちゃんと紹介しようよ。
勝手に参考文献なんかも削っちゃったらしいです。それは訳なのか。
ちなみに、あとがきを書いてるのは翻訳をした人です。
本文中でも、「(訳者註)これは明らかに間違いだ」とか書いてて笑えます。

実際のところ、この本、たいしておもしろくないです。買わないほうがいいと思います。
でも、あとがきがおもしろくて紹介してしまいました。
この訳者、実はすごい人なのか。

あとがきの中では、さらにこの作者のものでない本まで紹介されてます。もうやりたい放題ですね。
だけど、「そっちを読んでみよう」って気になりました。
それがおもしろかったら元はとれるな。

2007年5月22日火曜日

ユースホステル

ユースホステルに泊まりました。
旅行じゃないです。家として。

はい、これで住所不定に一直線。
まあ、なんか実際どうなのかなーと思って、試しに一泊してみました。

時間ぎりぎりに到着。
地図見ながら急いで行くと、入口を思いっきり間違ってました。
受付と反対に入口があるのはどうかと思います。

最初にみつけた建物。

遠くて良く見えないですね。
ここでは次の日、朝ごはんを食べました。

泊まるところ。

丸い広場を囲むように建物がたってます。
外から見た感じ、なかなかいい雰囲気です。
というか、まわりに自然が多くて、ゆったりしててよいです。

受付についてみると、あ、お金を忘れてました。
宿泊料はカードで支払えたんですが、部屋の鍵をもらえませんでした。
デポジットが払えなかったんですね。
でも、鍵なしで泊まれってあっさり言うのもどうかと思います。
結局鍵をかけないで泊まりました。男の子なんで怖くはなかったですけど。

部屋はこんなんでした。

こじんまりです。
こじんまりしてて、そこそこ清潔感があって、なにより空調がばっちりなのでいいです。
ちょっと寒い日だったんですが、ベットで本を読もうと思った瞬間には寝てました。

寝る前にはお風呂にも入りました。
ひさびさの大きなお風呂。
前を隠してる中学生なんかもいて初々しくてよかったです。
マイケルジャクソンの気持ちが少しわかりました。
風呂から上がると、帰り道でバスタオル一枚の欧米人のおばさんがいました。
メイワク、と頭に浮かびました。
欧米人の気持ちはまだ遠かった。

朝はジョギングコースを散歩しました。
天気も良かったし、隣の代々木公園から歌の練習なんかも聞こえてきて気分良かったです。
そのあと、施設の中のカフェで朝食。
バイキング形式でした。
朝からいっぱい食べれて幸せでした。
研修中の新人(想像)だとか、合宿中の中高生(想像)だとかがいっぱいで、テンションの高さがよかったです。

てな感じで、結構居心地よかったです。
来週あたりからしばらく本気で住んでみるつもり。

2007年5月19日土曜日

みみくりん


うわさの耳かき専門店、「みみくりん」に行ってきました。
なんでも、耳の中を画面で見ながら耳掃除してくれるらしい。ハイテクです。

ちょうど家の近くにあったので行ってみました。
「今日は予約でいっぱいです」
まあ、そんな日もありますね。

次は電話してみました。
「今日行きたいんですけど〜」
「今日はもういっぱいです」
ナヌ。
「明日は、、」
「今週はもうムリです」
なんか、すさまじく流行ってます。
結局、翌週まで待たされることになりました。

当日、ふたたびお店へ。
まず受付で診断書みたいなのを書きます。
しばらく待ってから部屋に通されました。どきどき。
「じゃあ、こちらに座ってください」
って、さっきの受付のお姉さんが言ってます。

あれ。
隣の席にも誰もいないし、このお姉さんが受付でみみかきしてくれて。
そういや、以前来たときはドアに鍵がかかっていたんですよね。
ということは、これって密室にふたりきりってことですね。はあはあ。

最初にみみかきを選びます。
普通の竹のもの、あとのふたつはデザイン賞をとってるみみかきですね。
バネみたいなのと、輪っかが3つ並んでいるの。
「どれがいいんですかね?」
「わたしは竹のがとりやすくていいですね〜」
うん、そういう意味じゃなくてですね。
なんか特徴とかあったら知りたかったんですが。まあ、いいか。

みみかきしながら話しててわかったんですが、特に研修なんかもないらしい。
てっきり血の滲むような特訓をしていると思ったんですが。
ただのみみかき好きの女の子らしいです。聞かなきゃよかった。
まあ、好きというだけあって、うまかったんですけどね。

カメラで見てみると、僕の耳は結構荒れてました。
なんか、最近は肌が弱い話ばかりしてる気がします。
中国で蹂躙されたのか。レイプ・オブ・僕の肌。エロきもくてゴメンナサイ。
話を聞いてみると、お風呂に入った後のみみかきはよくないらしい。
ふやけてるから傷つきやすいそうです。
そういや僕は風呂上がりとか、下手すりゃ風呂の中でやってました。あれはダメだったのか。
このことを知っただけでも、行ったかいがあったってもんです。

最後は耳から首にかけてマッサージ。
知らないうちに疲れてたのか、おそろしく気持ちよかったです。
ずっと夢見心地。
外に出るまで現実に戻ってこれませんでした。
あの子は、みみかきよりマッサージを専門にやったほうがいいのじゃないか。

そんな感じのところでした。
なんで異様に流行ってるのかまではわかりませんでした。

2007年5月16日水曜日

まっとうな経済学


まっとうな経済学。
なんかふざけたタイトルです。そこにひかれて買ってしまいました。

で、内容なんですが、「このコーヒー屋を経済学者が見ると」みたいに進んでいきます。
小難しい話はでてきませんが、なんか、いちいちいいとこついてる気がします。
読み終わると、度数のあったメガネにかけなおしたみたいに世の中がはっきり見える、ような気がします。
なんか気がしてばっかりですね。小心さがバレたか。

いつものように思いました。
「子供のころにこれ読んでたら、経済学者になったのにな」
いや、ほんとに思うんですが。

今週のR25に老人介護の問題が載ってました。
国が価格やそのサービスを決定しているために、思うようにサービスできない。
指定どおりにすると、納得いかない。
思うとおりにやると、お金(国からの補助金)がもらえない。
結果、看護する人がすぐやめちゃうらしいです。

こんな問題、この本を読めばすぐに解決策が浮かびます。
国は介護サービスの値段や内容を決めるのをやめる。
それらの補助もやめる。
介護サービスを受ける資格のある人には、一定の金額を給付する。
これです。

国がサービスを決めるのにはムリがあります。
だからそこは自由競争市場にゆだねる。
貧しい人にも介護が行き届くように、最低限のサービス分の給付金を分配する。
その給付金の使い方は受給者に選ばせる。
この方法なら競争をゆがめないし、利用者は最低限のサービスを維持できます。
結果は多様なサービスが価格競争で安くなり、利用者も好きなサービスを安価に受けることができるわけですね。

てな感じで、経済学ってほんとうにすばらしいですね。
自由競争っていうと過酷なイメージがありますが、ほんとうはありがたい。
大きな愛ってことですね。
今までも「デザイナーになりたい」だとか「数学者になりたい」だとか言ってました。
でも、経済学者ならほんとになれたんじゃないか、って気になれる本です。

そろそろ学生でもやってみようかな。タイミング的にも。

2007年5月13日日曜日

ナイキフリー


R25に載ってました。
裸足のように歩けるらしい。買ってしまいました。

今週はずっとはいてました。
なんでも、最初は今まで使ってなかった筋肉を使うので、筋肉痛になるらしい。
でも、特にそんなこともなく、普通に歩きやすい感じでした。
ちょっと親指使ってるかな〜、くらいの感じです。

はだしに近い感覚なので、歩き方もよくなるらしいんですが。

最近、足がO脚になってることに気がつきました。
まっすぐ立って、ひざがつかないんですよね。

これで直るとうれしいな。

2007年5月7日月曜日

東武ワールドスクエアと鬼怒川温泉

行ってきました。
どこから出発するかモメにモメて、結局浅草まで行った僕。お人好し〜。

浅草から片道3時間くらいの長旅です。
目指すは日光、栃木県です。
特急使えばもっと早いんですが、乗り換えが超複雑なのであきらめました。
複雑なものって疲れます。
電車のダイヤを考える人ってほんとうにエライと思う。

栃木の車窓から。

北の方だからか、春満開って感じです。
温泉のあたりでは八重桜も咲いてました。
今回は栃木どまりでしたが、GWに東北ってありですね。
って書いてから、仙台に行ったばかりなのを思い出しました。
「あっ、行ってたよ」

駅に着くと、鬼怒太がお出迎え。

となりにいるのは鬼怒子ちゃん。
すいません、勝手に撮ってしまいました。
こんな写真撮ってて、変態に間違われたらどうしよう。
いや、むしろほんとうは欲しかったのか。
あの、カメラを向けたときの衝撃。
自分がわからなくなってくる。。

自分を見失いかけたりもしながら、東武ワールドスクウェアにたどり着きました。

なぜかいきなりプリキュアショー。
あれ?こんなの見にきたんだっけ?
でも、自然とカメラを構える僕。
あわわ。。

で、こっちがほんとの入口。

世界っぽいです。
なるほど・ザ・ワールド。


東京タワーとか、


ピラミッドとか、


なんとか公国だとか、


どっかの教会だとか、キリストの金の力はすごいですね。


中国も負けてません。


巨人に襲われてます。

歩き疲れた後は、足湯につかって一休み。

あ、なんかいいですね、こういうの。
東京は温泉が多いって話だから、もっとあちこちに作ったらいいのに。
高層ビルを立てるときは必ず足湯を用意しなければいけない、とか。
朝の通勤ラッシュのあとで、ちょっと一休み。
疲リーマンの憩の場。
「あっ」「あら」なんて足が触れ合ったらもう大変。
咲かせましょうよ、恋の花。
でも、スターバックスあたりがロビー活動しそうだな。

帰宅途中でも一休み。
居酒屋行くより安そうです。
奥様方もご愛用。
「隣の住人の顔も知らない」なんてこともなくなりますね。
おじいさん、おばあさんも引き籠らなくて大丈夫。
病院に迷惑かけたり致しません。

僕はローマが栄えたのは公衆浴場の力だと信じてます。
なので、これで東京もドーンといきますね。
皆様、次の都知事選ではよろしくお願いします。


桜が見せた夢でした。

2007年5月6日日曜日

高尾山

高尾山に登りました。
都内でも登山ができるなんて。
便利な世の中になったもんです。あ、違うか。

高尾山口についてすぐに出発。
朝ご飯を食べていなかったので、おにぎりを食べながら登り始めました。
高尾山は登り始めがきついです。
で、ふと思い出しました。
いつも登山をするたびに、「なんでこんなことやってるんだ」とか思うのに、なんでまた登ってるんだろう。
僕は実は登山が大好きなのか。それともただのアルツハイマーか。


途中の休憩場所からの風景。


門が現れました。
くぐっていくとお寺だったのかな。
あえて、迂回してつり橋を目指しました。


かなり小さくてしっかりしてます。
なんか、もう少しどきどき感があってもいいのでは。

山頂は、人が多すぎて爽快感はなかったです。
砂ぼこり俟ってましたし。
みんなビール飲んでたけど、僕はやめときました。
風邪ひいてておいしくなさそうだったので。

下りはお寺のコースに行きました。

天狗がいました。


下に降りてから、改めて飲みました。というか、僕は飲み始めました。
で、最近何度か書いてますが、酔いがひどいです。
そろそろ自己嫌悪しそうになってきたので、しばらく禁酒します。

2007年5月4日金曜日

手紙


今日はみどりの日です。
みどりと言えば公園。また新宿御苑に行ってきました。

ここって毎日が有料ってわけじゃないんですね。
今回はタダで入れました。みどりの日だから?

快晴です。

親子連れが遊んでたりして微笑ましいです。
木の陰で、寝ながら本読んでました。

それが、「手紙」。
強盗殺人で逮捕された兄をもつ弟が主人公です。
彼の、苦しくもせつない物語が延々と続きます。
兄が強盗殺人犯だから、バイトは首になり、
兄が強盗殺人犯だから、恋人とも破局し、
兄が強盗殺人犯だから、就職も困難で、
兄が強盗殺人犯だから、娘もイジメにあう。

明るい空の下で、暗い話。最高。
僕、暗い話大好きなんですよね。楽しめました。

でも、数時間たってみると、
「さっさと逃げればよかったのに」
とか思えてきます。
それこそ上海でも行って、のほほんと暮らせばよかったのに。
そこで話は終わってしまいますが。

ハンデなんて、世の中にはいっぱいあって、僕なんて毎日、
「名家に生まれて、お金に困らなくて、容姿端麗、頭脳明晰でスポーツ万能に生まれたかったな〜」
なんて思ってます。
そうすれば、ウハ。あれも、ウハ。これも、ウハ。
みたいな感じに楽しく暮らせるのに〜。

貧乏でそれができないって話なんでしょうか。
貧乏は貧乏をよびますからね。
コーヒー豆の話も、明日の食糧を買うために今日コーヒーを投げ売って、それでコーヒーが値下がりしてますます貧乏になるみたいですし。
「勤労は尊いんだ」なんて盲信して就職をあせるから、僕たちますます貧乏です。
ニートが増えるのは個人的にとってもいいことだと思ってます。

話を戻して。
まあ、そんな感じで不幸な主人公なんですが、最後にどうなるのかは読んでからのお楽しみです。
これ、映画にもなるみたいですね。
うーん、暗そう。。