2007年5月4日金曜日

手紙


今日はみどりの日です。
みどりと言えば公園。また新宿御苑に行ってきました。

ここって毎日が有料ってわけじゃないんですね。
今回はタダで入れました。みどりの日だから?

快晴です。

親子連れが遊んでたりして微笑ましいです。
木の陰で、寝ながら本読んでました。

それが、「手紙」。
強盗殺人で逮捕された兄をもつ弟が主人公です。
彼の、苦しくもせつない物語が延々と続きます。
兄が強盗殺人犯だから、バイトは首になり、
兄が強盗殺人犯だから、恋人とも破局し、
兄が強盗殺人犯だから、就職も困難で、
兄が強盗殺人犯だから、娘もイジメにあう。

明るい空の下で、暗い話。最高。
僕、暗い話大好きなんですよね。楽しめました。

でも、数時間たってみると、
「さっさと逃げればよかったのに」
とか思えてきます。
それこそ上海でも行って、のほほんと暮らせばよかったのに。
そこで話は終わってしまいますが。

ハンデなんて、世の中にはいっぱいあって、僕なんて毎日、
「名家に生まれて、お金に困らなくて、容姿端麗、頭脳明晰でスポーツ万能に生まれたかったな〜」
なんて思ってます。
そうすれば、ウハ。あれも、ウハ。これも、ウハ。
みたいな感じに楽しく暮らせるのに〜。

貧乏でそれができないって話なんでしょうか。
貧乏は貧乏をよびますからね。
コーヒー豆の話も、明日の食糧を買うために今日コーヒーを投げ売って、それでコーヒーが値下がりしてますます貧乏になるみたいですし。
「勤労は尊いんだ」なんて盲信して就職をあせるから、僕たちますます貧乏です。
ニートが増えるのは個人的にとってもいいことだと思ってます。

話を戻して。
まあ、そんな感じで不幸な主人公なんですが、最後にどうなるのかは読んでからのお楽しみです。
これ、映画にもなるみたいですね。
うーん、暗そう。。

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