2006年11月27日月曜日

白夜行


友達に「原作のほうがよかったなあ」と渡されました。
なので後回しにしてたんですが、見始めたらもう大変。

割と客観的な感想から始めると、丁寧な脚本だと思います。
原作の白夜行のほうでは、二人の主人公は確か、絡むことはないはず。
ラストシーンで初めて顔を合わせます。読者から見ると。
二人の主人公がなぜ絡まないのか不思議に思う方はぜひ前作をどうぞ。そこがおもしろい。
二人の生活を描いていって、最後に「ああ、そういうことだったのね」でオチがつきます。

ドラマは、小説では最後のシーンから始まります。
なので、「一番最初に一番おもしろいところをやって話が持つのか?」と思ってました。
でも、その後は、小説では書かれなかった二人の交流や思いが話の中心になるんですね。
なので小説が表で、ドラマが裏って感じでいい感じにできていると思いました。
ドラマの話を小説でやったらチープになるし、小説の話をドラマでやったら途中で打ち切り間違いないし。
ドラマで主人公が顔を合わせないとか、恋愛なのかなんだかわからない、なんて無理だと思うので。

僕が見始めたらなんで大変だったのかというと、そりゃもう大変なんです。
綾瀬はるかのたれ目がエロいです。
やたら泣くシーンが多いんですが、そのうそ臭さがまたエロいです。
役的に泣き方がうそ臭くてもいいので、ほんとに泣き方が下手なのかどうかはちょっとわかりません。
ついでに子供時代の子役もかわいいです。
なんか、垢抜けてないかわいらしさがあります。「殺したのは、あ・た・し・だ・よ!」

そんな感じで、目を離せないドラマでした。
結構、ムダに長いシーンとか多いんですよね。
それでも止めれなかったのは、エンディングテーマの間も話が進んでいくからじゃないかと思います。
DVDでまとめてみてると、切れ目がないのでなかなか一息つけません。
今後のドラマは全部あれでいってほしいです。主題歌とかスキップするの面倒。

ドラマのラストは主人公達には救いのない終わり方ですが、見てるほうにとっては救われる終わり方になってます。
なので、小説を読んで気分が暗くなった後に見てみるとすっきりするかも知れません。

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