藤原伊織です。
いくつか読んだのでまとめて紹介。
しようと思っていたんですが、どれもいまひとつ。辛辣な言い方をすれば一発屋ですかね。
だからと言って「ダックスフントのワープ」や「テロリストのパラソル」が傑作なのは間違いのないところだと思いますが。
「雪が降る」
これは短編集。「ダックスフントのワープ」ほどのインパクトはないですね。暗いところで読んでいたので目が悪くなりました。
「蚊トンボ白鬚の冒険」
すごく脈絡のない話です。蚊トンボが頭に住むところから始まって、最後の対決まで全く別の話がころころと展開していきます。タイトルが”冒険”だからいいのかなあ。上下2冊組みなのでひたすら寝てるときには便利でした。
「てのひらの闇」
ビデオの目的がべた過ぎるのが気になります。あとは主人公がいかにもハードボイルドの主人公の焼き増しと言った感じであんまり魅力がない。登場人物が典型的過ぎるのかな。
期待して読んでいただけに、ちょっと辛口。はじめてこの人の本を読むなら楽しめるのかも知れません。
こんなところに書いておいてなんですが、あまりお勧めできないです。
正直、僕も今後この人の本を買えなくなってしまいそうなので残念です。
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