2005年11月22日火曜日

タクシー

わかりやすい中国生活。第13回目の今日はタクシーの乗り方について、です。

タクシーは初乗り10元という安さも手伝って、上海では欠かせない交通機関のひとつですね。だからと言って、調子に乗って使ってるとやっぱり大金を使ってしまうので気をつけましょう。


まず止めかたから。

手を上げて止めます。終わり。
これは万国共通ですね。

間違えてはいけないのは、タクシーを待つ人が多いところで捕まえるとき。

決して譲ってはいけません。
「あ、これはあの人に向けて止まるな」なんて思っても、自分のものように乗り込みましょう。

また、降りる人を待ってもいけません。空いてる座席に乗り込んでしまいましょう。
前の座席、後ろの座席、どちらに座ってもかまいません。一人なら前の座席の方が普通かもしれませんね。

これらの注意を守らないと、いつまでもタクシーを待ち続けることになります。


タクシーに乗ったら、次は行き先を告げます。
「○○路、××路」と言う具合に交差点で行き先を教えます。

中国語は発音が難しいですから、一月や二月過ごしたくらいでは一度で伝えることはできません。
「何路だって?」
「××路」
「何路だって?」
「××路」
「何路だって?」
「うるせーな! 聞いて分からないなら他の聞き方しろよ!!」
こんなときはちゃんと教えてあげましょう。グローバルスタンダードな日本語で。

道の名前が伝わっても、一方の道が長く、もう一方の道がマイナーな場合、運転手さんがわからない場合があります。

「××路なんてないよ!」
「はあ?あなた知らないの?」
「知ってるって!」
上海のタクシーの運転手さんは「知らない」という言葉を知りません。

「△△路だろ、□□路だろ、、、」
なんと! 端から全部の道を言うつもりです。
「人民広場の辺りだよ」
ちゃんと教えてあげないと先に進めません。
「あー!!」
ここで気づいてくれれば儲けもの。結局最後まで道の名前を言っても出てこないことがあります。

これらのやりとりでわかってもらえれば、目的地に止めてもらうのは簡単です。
交差点に近づいたところで、
「どこ?」
と聞いてくるので、
「あの辺に止めて」
となります。

最後まで伝わらなかった場合、判る方の道をひた走ることになります。
そして目的地に来たとき、

「あー、ここで止めて」 止まる可能性40%
「あ?ここ?」
なんて聞きながら止める気配がないこともあります。
「そうそう、ここだって!」 止まる可能性80%
「あ?▲▲路って言ってなかった?」
なんて言って、まだ走らせてるときがあります。こんなときは、
「うるせーな! ごちゃごちゃ言ってねーで、早く止めろ!!」 止まる可能性95%
と、これもグローバルスタンダードな日本語で伝えましょう。怒鳴ってみれば大抵止まります。
「やれやれ。。。」
なんて振りをしながらまだ走ってる時があります。こうなったら、
「ごんっ」
と、運転席を蹴っ飛ばせば止まります。これでも止まらなかったことは一度もありません。


最後は料金の支払いですね。

あなたの運転手は誠実な走りをしてくれたでしょうか?
道を伝える前に走り出したために逆方向に進んだり、変なところで曲がったために余計な遠回りをしていないでしょうか。

そんな時はちゃんと伝えましょう。
「(35元だけど)30元でいい?」
「35元だよ」
「てめー! さっき遠回りしてたじゃねーか!! なんで時間かかって金まで払わないといけねーんだよ!!」
こんなときにもやっぱり日本語。ハートフルコミュニケーション。
無理なことを言わなければ100%言い値にしてくれます。

最後は「谢谢」、「再见」などと声をかけ、笑顔で別れましょう。


タクシーの乗り方でした。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

とても、おもしろかったです。
広告が有ればクリックしたかったけど、
無かったので、気持ちだけ伝えときます。
再见。

匿名 さんのコメント...

やっぱ中国は平和な国なんですね。

kumicho さんのコメント...

なんか、いつも二人は一緒だねえ。