2006年2月10日金曜日

トイレ

トイレと言えば花子さん。
今までなんとか逃げ切って来ましたが、ついに捕まってしまいました。


その日は冷たい北風が吹きすさぶ、それはそれは寒い日でした。
気がつくとフロアには人の気配もありません。時計の針は12時を指していました。

「ちょっと冷えたな」
一人つぶやく声も闇に溶けていきます。
カツン、カツン。追いかけてくるような足音まで寒々しく感じられました。
トイレにたどりつくと、閉じたドアが。
「まだ人がいるんだ」
寒い夜にまだ起きているというだけで、顔もわからない相手に親近感を持ちました。
お互いがんばろう、なんて少し暖かい気持ちになってしまうほど。。。

気がつくともう2時。
「さっきの人はもう帰ったのかな?あれから物音もしないけど。」
そんなことを考えながら再びトイレへ。



同じドアが閉じています。
どうして・・・?いぶかる気持ちを抑えながら用を済ませました。
耳を澄ましても何の音も聞こえません。
「寝ていたって、寝息くらいは聞こえるよな。。。」
あれから、もう2時間もたっています。
尋常な事態ではないのじゃないか?そう考えてしまうと落ち着きません。

意を決して、ドアと床の間から中を覗いてみることにしました。

バン!とドアが開いて、迷惑そうな目を向けられる。
そんな不安は一瞬で消えました。
「足がない!!」

一体全体、なにがどうなっているのかわかりません。
そう、もうそんなことには関わるべきではなかったのです。
暗い街に踏み込み、人気のない路地の奥にある我が家に帰ればよかったのです。
そうして一晩休めば、わずかな疑問も朝の喧騒にかき消されてしまったのに。。。

確認しよう!!なにかに背中を押されるように、私はそう考えました。
コン、コン!ドアをノックします。やはり返事はありません。
上ってみるしかないか。
トイレを区切る壁と天井には隙間があります。
隣のトイレから覗けば中の様子はわかりそうです。。。

隣の部屋に入り、便器に足をかけます。
目線はちょうど壁の上端。少し背伸びをすれば隣の様子はわかりそうです。

ふと、いやな予感がしました。
村から少し離れた家。家族や、周りの誰もが近づいてはいけないと言っていた家。
誰が一番近くまでいけるのか競争した、家。
そしてその中で見た、奇怪な生き物。。。

そんな幼い日の記憶がそのとき甦ったのか、どうか。今となっては知る由もありません。
そして、覗き込んだ目に映ったものは。。。
From 今日の出来事


ひえー
きえーーー
こーわーいーーーー!!!
だーれもいないの。
だって、だってね、かぎはちゃんとかかってるんだよ。ほら、しゃしんにもちゃんとうつってるし。なのに、そこには、だーれもいないの。えー、なんでよーーー。そんなのおかしいよー。かぎは、ひとがはいらないとけけられないんだよ。でるときにはあけないといけないんだよ。でるときにあけたのに、でるまえにしめたの?はいってからしめるのに、はいるまえにしめたの?なんでといれはかみがつまってるの。。。



ごめんなさい

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

写真の位置が-70点です。

kumicho さんのコメント...

えぇっ。と思ってIEでも見たけどおかしくないような。。。レイアウト崩れてるって意味ではない?

匿名 さんのコメント...

言葉足らずでした。

文章の前半で既に画像が目に入ってしまうので、
「中には誰も居なかったのか。」
とか分かってしまって、ネタバレだなーとか。

アレ?!待てよ、待て、待て、
組長、上から覗いて、
ホントに何も気づかなかったんですか?

kumicho さんのコメント...

あー、なるほど~。
じゃあ、後で場所変えてみようかな。
-70点はでかい!!

。。。き、気づかなかったって、なにが・・・??

kumicho さんのコメント...

これでどーだー!!

匿名 さんのコメント...

じゃ、-10点で。

あと、
「かぎは、ひとがはいらないと『けけられないん』だよ。」
も、-5点くらい。

でも組長を評価するって、
なんか厚かましいですね。
厚かましいついでですけど、
会社の仲間に、
「関数呼び出しのオーバーヘッドは、
気にしなくても、いいから、
同じ処理を、何度も書くな。」
って啓蒙しといてください。

kumicho さんのコメント...

いやー、それは気がついてたんだけど、こどもっぽさがでていいかなあ?とほっといたんよねー。

関数は応援してます。はい。がんばれー。