2006年10月30日月曜日

陽澄湖

陽澄湖に行ってきました。
陽澄湖は言わずと知れた上海蟹の名産地。そう、目的は上海蟹です。

バスに乗って一眠り。
目を覚ますとそこはカニ市場でした。
From 陽澄湖


でも意外と静か。もう地元の市場に出かけて買ったりしないんですかね。
それとも観光客狙いのぼったくりニセモノ市場なのか。ありそうで怖いです。
特におもしろいことも起きないのでここはさらっと流します。

市場の奥に入っていくと、川があります。
なつかしい田舎の川って感じです。
From 陽澄湖


ここから船で湖に乗り込みました。
船はいいです。天気が悪くても、水が汚くても、それなりに気持ちいい。
From 陽澄湖


乗ってるところ。
向こうにある、柵で囲まれた部分が目的地。
なんで柵で囲ってるんですかね。潜って盗みに来る人でもいるんでしょうか。
・・・いそうですね。というか、僕も上海キャッツアイとして、来ないわけには行かないんじゃないか?と、ちょっと考えてしまいました。

水上レストランに到着です。
「豪華客船で食べる取れたての上海蟹!」
完璧なキャッチコピーだなあ。まあ、豪華ってのはウソですが。
From 陽澄湖


さっそく、軽く食事をしながらカニを待ちます。
水から上げるとこんな感じ。
結構勢い良く動き回ってます。日本のカニとは運動量が違うような。リバウンドいっぱい取ってくれそうです。
ペットは飼い主に似るって言いますし、上海で育つとカニもやっぱりにぎやかなのか。
From 陽澄湖


有名な湖だから、タバコは慎重に!
と思っていましたが、カニを揚げてるおっさん、普通に吸ってます。
普通というのは、灰とかおかまいなしに落としてるってことです。
将来湖が汚くなってもいいのかなあ、なんて思ってしまいます。
まあ、実際のところ、「ここで泳ぐのは絶対にイヤだ!」ってくらいにはもう汚いですけどね。

茹で上がったカニも激写。
のつもりだったんですが、見たとたんにすっかり忘れてました。カニ恐るべし。
気がついたら味噌にむしゃぶりついてました。魔法ですね。
代わりにタラバガニとかズワイガニの写真で誤魔化そうとも考えましたが、それも面倒なのでやめておきます。

食べ終わるとこんな感じです。
From 陽澄湖


溢れかえる甲羅の残骸。べとべとな手。
なんか食後は凄惨な感じが漂ってますね。やさしい気持ちとはちょっと違うような。
真面目に足も全部とって食べてる人もいましたが、そこまでするの、やっぱり面倒でした。
お腹の辺りだけで十分ですね。

みんなでオスとメスを一匹ずつ食べました。満足満足。

ここでは、その場で食べるだけでなく、生きたカニを持ち帰ることもできます。
値段は30元のだとか100元のだとかいろいろみたい。

水槽持ってる人はペットにもできるってことですね。
上海蟹は生命力が強くて、どこでも繁殖して生態系を壊してしまうので、捨てたくなったら僕が食べてあげます。

2006年10月27日金曜日

杭州・龍井

西湖見たついでに近くの龍井に行ってきました。
龍井茶(ろんじんちゃ)で有名な龍井。

でも、「お茶なんて生ものじゃないから、現地に行ってもなあ」と思ったので、まず虎跑泉に行きました。
これは中国で3番目においしい水が湧くところらしいです。
3大名水、ではなくて、3番目ってところに文化の違いを感じます。白黒つけなくてもいいような。

水といえば山。
また山登りかよ。ちょっとうんざりしながら登り始めました。
入ってすぐのところに給水所が。
From 杭州・龍井


このおじさん、ひとりで何十本もペットボトルを用意してます。この後売りに行くのか。
まあ、ここに着く前にもペットタンク(というのか?)に水入れて、よいしょよいしょ運んでる人もいましたが。
とりあえず、安っぽいホースが名水気分をだいぶ和らげてくれます。なんか嫌。
おじさんにちょっとだけよ。とか言って飲ませてもらいました。うーん、おいしい!
山登りの後ですし。
とりあえず、これは持って帰らないといけないのじゃないか?という気がしたので、僕もペットボトルに詰めることに。
でも、飲みかけのと、開けてないのしか持ってなかったんですね。
なので、開けてないほうの水を全部捨てて、詰め替えようとすると周りの人に笑われました。たしかに無意味だ。

上のほうに本物の泉があるみたいなので向かうことにしました。
From 杭州・龍井


途中にあるお茶屋さんで一休み。
名水で飲む、取れたてホカホカの龍井茶。
そういわれてみると、たしかにとてもいい香。
がぶがぶ飲みました。
周りには相変わらずトランプをやっている人達が。
おいしいお茶をじっくり飲むにはいいのかも知れません。

一眠りしてから奥へ。
From 杭州・龍井


むむ、これはたしかに虎ですが。
下の水も濁ってるし、虎の像はいらないし、なんかがっかりです。

と思って聞いてみると、本物は別にありました。
From 杭州・龍井


・・・枯れてるやん。
さっき汲んだ水はなんだったのか。信じるものは救われるんでしょうか。


近くに塔があると聞いたので行ってしまいました。
From 杭州・龍井


そして、当然の階段。
人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか。修行は続く。

上からみた風景。
From 杭州・龍井


完全に現代ですね。
こんなことならエレベーターもつけてくれればいいのに。


せっかくなので龍井茶の産地へ。
From 杭州・龍井


なんと龍井茶、斜面で作ってます。
大きく見るとこんな感じ。
From 杭州・龍井


・・・山だよ。
「また山かよー!ふざけんなー!!」
とか言いながら、コースを外れて上まで行ってしまいました。
From 杭州・龍井


この辺りのお茶を摘んでくれば、いいお金になったかもしれません。
たしか、いいお茶は500グラムで200万円くらいだったような気がします。
徳川の埋蔵金を探すよりも効率よさそう。


さらに近くに、中国でもひとつしかないというお茶博物館があるそうなので行ってみました。
From 杭州・龍井


中国全土のお茶を飲み放題!とか期待していたんですが。
From 杭州・龍井


入り口すぐの壁です。
この大きさ、この馬鹿馬鹿しさ。結構好きです。
来てよかったな、そう思いました。

中にはお茶の歴史だとか、そんな感じの展示がされています。
From 杭州・龍井


手前にある急須でもお茶を入れるんでしょうか。
三国時代の武将とかならできそうです。
さすが中国、スケールが大きいなあ。
へそが茶を沸かすぜ。


そんな感じのお茶尽くしの場所でした。
でも、山の上で飲んだお茶はほんとにおいしかったです。
これからはコーヒーをやめてお茶にしようかと思いました。
お湯さえあったら何杯でも飲めますし。とっても経済的。
まあ、結局またコーヒーばっかり飲んでるんですけどね。

2006年10月26日木曜日

ユダヤ5000年の知恵


ぱっと見、あやしい感じのする表紙ですが、普通の本です。
ユダヤ人について書いてあるような、ユダヤ教について書いてあるような。

と言っても、ユダヤ教の人をユダヤ人と呼ぶらしいので、どっちでもいいですね。
言語や人種でユダヤ人と決まってるわけではないそうです。
ラモスを日本人と思ってる日本人がどれだけいるのか考えると、懐の深さが違いますね。

本の最初に、なぜこの本を書いたのかが書かれてます。
ビルゲイツやアインシュタインがユダヤ人だと聞いたら読んでみたくなります。
まあ、ビルゲイツはウソらしいですが。騙された。

大部分はタルムードの紹介で、じゃあタルムードがなにかというと、ユダヤの偉い人の逸話や格言を集めたものです。
これがおもしろいです。
なんというか、こう、屁理屈なんですね。
一休さんに近いものがあります。だから読んでておもしろいです。
こんなことばっかり考えてる連中なんだ、と思うと僕もユダヤ人になりたくなってきました。
役に立たないこと考えるの好きなんですよね。
まあ、ユダヤの教えの中では、勉強ばっかりして社会に出ないのはいけないことみたいですが。

そんなところも含めて、いいところはとても現実的なことですね。
ユダヤ人は体を傷つけることが許されていません。
なので、傷つける可能性があるから、髭剃りも許されてなかったんですね。
ところが、電気カミソリが登場すると、これで怪我する人はいないから、っていうんで髭剃りできるようになりました。
こういうの、よくある宗教では伝統の名の下に認められなさそうです。

他にも、仏教やキリスト教と違って、禁欲的なところがないのもおもしろい。
快楽を伴わないセックスは禁止だそうです。
神様から与えられた喜びを拒否してはいけないんですね。
といっても、快楽ばかり求めてもいけなくて、中庸が大事だと言ってます。
中庸ってよく出てきます。いいですね。

セックスはいけないいけない。とか言いながら、とっても恥ずかしい新婦の服とか考える、狂った神父よりいいです。
輪廻転生の輪から抜け出して極楽浄土に行くために一日中土の中に埋まってる行者にも教えてあげたいです。
他にも予定があるから、とか言って、仏もないのにお経あげて、しかも読んでない間はだるそうにぐらぐらしてて、最後にはちゃんとお布施をもらっていくような坊主には教えてあげなくていいです。
わざわざ不快にしてくれるような宗教なんていらない。

つまり、僕、ユダヤ人になりました。

2006年10月17日火曜日

杭州・西湖 二日目

日の出と共に起きて、また西湖へ。

というか、泊まったところでは、客と店員がずっとお金のことでケンカしてたのでほとんど眠れなかったんです。
僕も帰るときには一体いくら請求されるんだろう?とか考えながら、しかも受付のあたりから怒鳴り声が聞こえてきてて、まったく落ち着かない。
僕の杭州の印象はほぼこれがすべてです。なのでぼったくりの町。

まあ、結局入るときに聞いた値段だったんですが、それでも220元くらいかかりました。
次からは、ちゃんとホテルをとろう。反省しました。
From 杭州・西湖


これ、出口。
逃げられないようにしてあるんだろうか?本気でぞっとしました。

この日は湖の北からスタート。
From 杭州・西湖


まだ夜が明けたばかりだというのに、いるわいるわ。
奥の赤い連中は、みんなで走ってました。元気だねー。しかも集団ルック。
近くで見ると、みんなおじいちゃん、おばあちゃんでした。
中国って、お年寄りも元気でいいね!

って、ほんとかな?
お年寄りなんて、どこでも元気なのかも知れないですね。
凧揚げやってる二人組みのおじいちゃんを見て思いました。
楽しそうにやってます。これが、もしうちのおじいちゃんだったら。
「恥ずかしいから、止めなさい!」
とか、僕の母が言いそう。
老いては子に従え。一人っ子政策の国だと独裁ですね。

日が出たところ。
From 杭州・西湖


上海と同じ理由で、もやがかかってるのか、それとも湖の上だからなのか。判断に迷います。
まあ、大抵、希望的憶測って外れることになってますが。

湖の中の島。
From 杭州・西湖


こんなのを見ながら歩くうちに、橋を渡りきりました。
昨日とあわせると、半分以上歩いてしまった。まだ7時なのに!

で、そのあたりにある、ちょっと楽しみだったところ。
From 杭州・西湖


英雄、岳飛。
どれくらい英雄かと言うと、”がくひ”で変換すると名前が出てくるくらい。
綺麗にかざってありますが、綺麗な色使いが逆に安っぽいです。

そして。
From 杭州・西湖


岳飛を謀殺した人たち。死んでも正座。
僕も、「かーっ、ぺっ!」とかやってみようと思ってました。
でも、誰もいないんですよね。早すぎて。
ほめてくれる人がいないとなあ。

これを引き合いに出して、「だから中国は靖国神社が理解できないんだ!」とか僕も思ってましたが、そんなわけないですね。
政治と文化理解の話をごっちゃにしてはいけない。

From 杭州・西湖


英雄のほうはいい感じです。
まあ、あんまり興味ないですけど。

また湖に戻って、一番長い橋を渡りました。
橋と言っても、湖を南北に縦断です。
パンフレットには、橋が折り重なる美しい場所、なんて書いてあったが見当たらず。
ほんとにただの道でした。しかも長い。
電動自転車で追い抜かされるたびに、楽しみ方を間違ってることを思い知らされました。
こういうところは自転車ですね。
From 杭州・西湖


龍井に行ってから、また湖へ。
さっさと遊覧船に乗って帰るつもりだったんですが、庭園に迷い込んでしまいました。
でも、もう飽きてました。

遊覧船に乗ると、湖の中の島に行けます。
船に乗ってるだけで気持ちいいです。水って素晴らしい。
From 杭州・西湖


湖の中の島には池があります。
これはなかなかおもしろくていいです。
水の豊かな庭園が、水に浮いてる感じ。
From 杭州・西湖


中国人はみんな順番も守れない、非文明的な民族だ!
とかよく聞きますが、遊覧船を待ってる間はそうでもなかったです。
2列は並べる場所でしたが、みんなのんびり湖を見れるように間隔を空けて並んでました。まあ、観光できる人たちですし。
で、後ろから、この島に迷い込んだのか?という小汚い家族連れ。
「前行くんだよ、前へ!」
のどかな雰囲気をぶち壊しながら、おばちゃんがどかどか割り込んでいきます。
さすがに割り込まれたらいい気はしないので、みんなどんどん前に詰めて、いつも通りな人ごみになってしまいました。
悪貨が良貨を駆逐する瞬間でした。「そのとき人民は動いた!」

このおばちゃん、船に乗るときも、みんな歩いてるのに子供の手を引きながら猛然とダッシュ。
僕が船の奥に向かって歩いてると、後ろから子供が衝突。
「気をつけなさい!」
いや、その前に謝るべきでは?
日中友好のために、日本人が中国人を嫌いになる前に、この場で湖に落としてやろうかと思いました。

杭州って、駅前まで高架になってるんですね。これは便利。
正面から見るとなんか凝ってます。
From 杭州・西湖


金沢駅以外にもこんなことをやってるところがあるなんて。
そして中国でも、
「この、10分後の、上海行きに乗りたいんだよ!切符買ってる時間ないんだよ!!」
って言ったら改札を通れることがわかりました。
なんだ、融通きくんですね。

これからはこれで行こう。

2006年10月16日月曜日

杭州・西湖 一日目

今度は杭州に行ってきました。
杭州はぼったくりの町でした。こわい。

ほんとは国慶節の間に行くつもりでしたが、足の筋肉痛がひどかったので一週間遅れで行ってきました。
それでも人、かなり多かったです。さすがは観光地。

朝8時半の列車に乗って杭州へ。
2時間半で到着。さっそく西湖に行きます。
行く予定だったんですが、ほんとは起きてみると3時。うーん、困りました。
8時半の列車のつもりだったから、他の時間、調べてないんですよね。
しかもこの時間から行っても、到着する頃には暗そうです。

こりゃ、やめだ。
そう思って、とりあえずなにしようか考えたところ、なにも思いつきませんでした。
ご飯食べながら本を読むんなら、列車で読んでも同じじゃないか。
そう思って行くことにしました。

着いてみるともう8時。
辺りは暗い、かと思いきや明るいです。杭州、都会。
そういえば、杭州のある浙江省は最近、中国で初めて平均年収が3000ドルを超えたとか。
3000ドルを超えると、内需が盛んになって自立的な経済発展を続けられるそうです。
高度経済成長の真っ只中だったわけですね。都会なわけだ。
From 杭州・西湖


バス停も上海より進んでます。
きれいで見やすいなり。

時間も時間なので、なにか食べようと思い、とりあえず繁華街を探してみることにしました。
しばらく探してみると気がつきました。
あ、僕、おなかへってないや。

夜の西湖に行ってみることにしました。
From 杭州・西湖


ばっちり観光化されています。
湖のそばの遊歩道もちゃんときれいになってて、カップルだらけ。
なんだか複雑な気持ちです。外灘でもいいような。

湖の東側、遊歩道になってる部分を上から下まで歩きました。
ゴールの近くには、石碑がありました。
From 杭州・西湖


「日中不再戦」って書いてあります。暗くてすいません。
よく見ると当時の岐阜市長が送ったらしい。
こんなもの立てるのに、実費以外にどれだけ使ったか考えるだけでもおそろしい。
歩道には明かりがあるのに、ここにはありません。
どんな扱い受けてるのかわかってるんでしょうか。

この写真がどうしてもきれいに撮れないので、携帯のライトを何度もつけてるうちに、電池が減ってしまいました。
まだ着たばかりなのに。。
結局、帰るまでもったんですが、おかげで落ち着かなかったです。
「電池があるうちに次の場所に行かなきゃ!」
失敗だったなあ。

2006年10月12日木曜日

雲海

黄山に登って、ぼーっとしてました。
「これが雲海かあ」

眺めていると、中国の映像でワイヤーアクションがやたら多いのがわかる気がしました。
向こうの山まですっと飛び移れたらいいな、いや、もしかしてできるのでは?
そんな気になります。
マトリックスを見た帰りにも、駅の反対のプラットホームまで飛べるような気がしてました。
「これくらい飛べるんじゃない?」
友達に強く止められました。

で、よく考えてみると、”雲海”ってなんかおかしくないですか?
雲が海のように広がってるから雲海なんですよね。
日本だとそんなにおかしな気分にはならないです。
でも、ここは中国。

歴史を考えてみると、昔の首都はわりと内陸部ですよね。
そんなところに住んでたら、海と山だったら、山のほうが身近だったと思うわけですよ。
海を見たことのない人は、今の中国でも結構いますが、昔はもっと多かったはず。
とすると、海も見たことないのに、山に登って「雲が海のようだ」とか思うはずないですよね。
なのに、なぜ雲海なんだ?
パンフレットにもそう書かれているので、日本語だけではないようですし。

実は、その昔中国では、、、
と適当なことを書こうと思ったらなにも浮かばなかったので止めておきます。

誰か知っていたら教えてください。

2006年10月10日火曜日

花火

日本に帰る友達と最後の晩餐を食べました。
外灘になかなかな中華があるというのでそこで。

一通り食事も終わり、風に吹かれながらまったりしていたところ。
From 外灘の花火


花火が。

なにか特別な日だったわけでもなかったので、不思議な感じでした。
その友達もちょうど浴衣姿だったので、やっぱり不思議な感じでした。うん。

From 外灘の花火


そうして残されたA君。
日々泣き暮らしていましたとさ。
チベットへ芝刈りに行ったり、小南国に洗操に行ったりしたけど、涙は乾きませんでした。
そうかと思ってたら、あらびっくり。
タイカレーを割るとそこには眩しいばかりの。。。

「結婚する」って聞きました。
おめでとうございます。

まー、これでー。A君の現地妻とうわさの僕とぉ、やっと対等に渡り合えるかなー。
「ねえ~、奥さんと別れるのいつなの~」
「いや、も、もうちょっと。今はばたばたしててさー」
「あなた、そういってもう半年も過ぎてるじゃない。そろそろはっきり言ってやりなさいよ」
「あ、ああ。そうだね。。」

うわあ。泥沼ですね。がんばります!
がんばるついでにジャンプ力も鍛えておくので、ぜひブーケは僕に。
米はやめて。痛いから。
車は防弾だけど、体は弱いんです。


二人の幸せを祝って

2006年10月9日月曜日

国慶節 2006

今年も国慶節がやってきました。
当日の人ごみはこんな感じです。
From 国慶節・2006


去年の国慶節と同じ場所から。定点観測です。
今年は天気が悪かった。
本屋で立ち読みしてると、雨が降ってきて、こんなんでした。
From 国慶節・2006


ありえない人ごみです。
トイレットペーパーがなくなりそうなのか?
石油危機になっても、この国ではトイレットペーパーはなくなりそうにないですね。んなことないか。

まあ、こんな感じで息苦しかったので、黄山に逃げ込んだわけですね。

2006年10月7日土曜日

黄山・天国編

黄山にやってきたものの、一日中空回りしてしまいました。
ホテルのソファでバッグを抱きしめながら眠りにつきました。さむい、ひもじい。

(この記事は黄山・地獄編のつづきです)

ちなみに、
「何だかとても眠いんだ。パトラッシュ・・」
みたいに天国に旅立った僕がこれを書いてるわけではないのであしからず。

トン、トン。
肩を叩かれました。
目を覚ますと、マッサージ嬢が。

ホテルについた直後、暇つぶしにうろうろしていました。
すると、サウナ・マッサージの看板を見つけました。
「あぁ、やっとお風呂に入れる。。」
そう思って、お風呂を注文すると、
「カードは無理だよ。現金で。あ、部屋番号でもいいよ。」
部屋なんてないですから。あったらきませんって。
そしたら奥にいたマッサージ嬢が、
「マッサージもしてくれるなら、ホテルの人に頼んであげる。」
いくらか聞くと、80元。絶対ぼってるでしょ。
大体サウナだけでも60元。小南国より高い。
「ふざけんなー!」
といってその場を去りました。

さらにうろうろして、唯一の夕食のりんごも食べ終わって、本も読み終わってしまって、でも意外に汗は乾かないもので、くしゃみが止まらなくなってきました。
「抱き合わせ販売でお願いします。」
そしたら、そのマッサージ嬢、ホテルの人に頼んでくれました。
「というわけでお願いね。」
最初に現金じゃないとダメって言ったヤツに向かって言ってました。。。お前かよ!

そんなわけで、サウナを使えることになりました。
シャワーはトイレと一緒です。しょぼいなー。でもかなり気持ちよかった。
シャワーを浴びる前に、着替えを持ってるか聞かれました。
いかにも持ってなさそうな荷物の量なんですが、ほんとに持ってないので正解でした。
そしたら、サウナで乾かせと。賢い。
シャワーで汗を流して、サウナでまたかいて、またシャワーで汗を流してるうちに服も乾きました。暖かい洋服、日なたの匂い!

部屋に戻ると、すぐに桶を持ってきてマッサージしてくれました。
「部屋は何階ですか?」
「ありません」
「は?」
なんかおそろしくみじめです。清貧なんて絶対にウソだ。
おまけにお腹もぐーぐーなってました。
そしたら、りんご(腐りかけ)とお菓子(クッキーが3枚だけ)を持ってきてくれました。泣けます、いろんな意味で。
その後、またフロントに戻って、ソファで寝始めたわけです。

なんか呼ばれてるみたいだったので、かすんだ目のまま起き上がると、手を引いて連れて行かれました。
ドアを開けると、2段ベッドがずらーっと。
どうやら従業員が休んでる場所みたいです。いろんないびきが聞こえてきます。
目に付いたベッドに布団と枕を準備してくれました。
なんかよくわからなかったけど、暖かかったのですぐにもぐりこんで、そのまま寝てしまいました。
その子はどこで寝てるんだかわかりませんが、その後も、2回ほど乱れた布団を直しに来てくれました。
おまけに、おでこもなでなでしてくれました。そんな気がします。夢かも知れませんが。

周りがざわついて目が覚めました。
もう朝のようです。
フロントに出てみると、日の出を見に行く人達が準備してました。
あのカップラーメンの匂いったら!!上海に戻ったら一番にカップヌードルを食べることに決めました。
僕は準備することもなかったので、足元が見えるようになるとすぐに出かけました。

日の出は6時とホテルに書いてあったけど、早めに出たので良い場所とれました。
薄明かりが射し始めます。
From 黄山・二日目


待ってる間、僕は座ってたんですが、この辺りから立ち上がりました。
そしたら後ろにいたお姉さんが、
「私、背が低いから場所代わって。」
んなあほな。
From 黄山・二日目


しばらくすると、周りの人民達が叫び始めます。
「太陽だー!!」
ごもっとも。
From 黄山・二日目


太陽は赤かったです。
そりゃ、おめー、どっかよその国じゃ、てーよーは黄色だとかなんとか言ってっけどよー。お天道様はー、だれが、なんと言ったって、あけーんだよ!ってなもんです。
まあ、実際のところ、大気の乱反射で地平と天頂では太陽の色は違うんですが、やっぱり太陽は赤いのでいいです。

太陽が昇りきった瞬間、また人民達が叫び始めます。
「帰るぞー!」
もうちょっとゆっくりしてもいいのに。
あらかた人がいなくなる間、朝日に照らされる山肌なんかを見てました。
寒くなってきたので、僕もホテルに戻りました。
From 黄山・二日目


このあたりの山って日本の山と違いますね。
日本が堆積型で中国は削られ型。
だから中国の山は急だし、土気もないです。
雪が積もってもスキーできないだろうなって感じです。

ホテルの喫茶店でコーラとコーヒーを飲みました。いや、別々ですよ。
でも、隣の食堂では朝食にカードは使えないらしい。
今思えば、そしらぬ顔で食べちゃって、それから「現金はない!」とか言えば清算してくれたような気もしますが、頭に糖分が回ってなかった。
で、昨日のマッサージ嬢を探したけど、結局見つかりませんでした。
まさに夢のように消えてしまいました。

まあ、ここは仙人の山なのですから。
仙女がいてもおかしくないかも知れないですね。
広西出身の仙女。いい人だったなあ。
いや、それとも男女平等の精神にのっとって、やっぱり仙人と呼ぶべきか。
今じゃ看護婦さんも看護師さんですし。
違うものを区別して呼ぶのは構わないと思うんですけどね。
男性だけ一般名詞が嫌なら、看護夫でもいいわけですし。これは失敗か。

「よしろう君、君はねー、盲腸になっちゃったんだよ。看護師さんにおけけを剃ってもらわないといけないんだけどー、鈴木看護師と佐藤看護師のどっちがいいかなー?」
「(えぇっ!?どっちも知らない人だあ。女の人だったら恥ずかしいなあ。)す、鈴木看護師さん。。。」
「はいー!よっしろうクンー!君のおけけはお姉さんにまかせておっきなさーい!!」
「(かああ)」
ってなこともなくなりますし。
うん。看護師でいいような気がしてきました。

結局のところ、一番高い山(蓮花峰)は、時間が遅かったから登れなかったのではなくて、今は登れないってことでした。
温泉といい、山といい、この連休中に改修とは。
なので、一番険しい山(天都峰)に登って、その後ふもとまで降りることにしました。

空もすっかり明るく、快晴です。
From 黄山・二日目


一番険しいと言ってるだけあって、修行度が高いです。
がけを真正面から垂直に上がっていく感じ。
スキーを履いてたら、「飛び降り自殺?」と思いそう。
写真だとうまく伝わらないのが残念。
From 黄山・二日目


山頂と勘違いした場所。
10分くらいぼーっとしてました。
柵越しの風景。
From 黄山・二日目


この階段を登ると、、、
From 黄山・二日目


こんなものが!
山のてっぺんとてっぺんを石でつないだような橋です。
実際、途中では橋の下に、ぽっかりがけが見えたりします。
心が震える!すごい気持ちいい!!いっそ飛び降りたい!!!
女の子が腰砕けになってしゃがみこんでました。
そのほうが怖くないか?すれ違うの、結構大変でした。
From 黄山・二日目


ここも山頂付近の出っ張ってるところ。
足元がなーんにもないです。すごい気持ちよさ。
From 黄山・二日目


ちょうど人も近寄って来なかったので、ぼけーーーっと眺めてました。
これは”居る”価値ありですね。
おにぎりとお茶があれば、弁当を食べるのに最高の場所でした。
From 黄山・二日目


下品な岩が威張ってる山頂を抜けて下山。
すぐに割りと綺麗にしてある階段がありました。
「あぁ、これぞまさしく空中庭園。」
「天国への階段だあ。」
いっちゃってました。まだ大人の階段も登りきってないのに。

それからはえんえんと下り道。
まだ余韻が残ってたので、休憩場所を見つけるたびに休んで、周り見ながらうっとりしてました。
そしたら、登りの間もずっと言われてましたが、すれ違う人みんなが、
「あ、スリッパだ。」
「あなたスリッパで山に登ってるの?」
「彼はおかしい。スリッパで登山なんて間違ってる。」
いや、サンダルですから。

途中からひざががくがくしてきました。
なので休む時間を長めにとると、もう結構汗をかいてたので、寒い。
この日は風も少し強かった。
おまけに喉はからからで、乾いた舌が塩の味でした。部活以来だなあ。
めまいもしてきて、こりゃダメだ。と思ったときに、ちょうどいい岩が。
日に焼けて暖かくなった(ちょっと熱い)岩の上でお昼寝。
すごい気持ち良いです。岩盤浴が流行る理由もわかりました。
でも、市内の岩盤浴は大腸菌や真菌の宝庫なので、黄山のほうがいいです。
ただし、空腹と水分補給には注意しましょう。

ふもとに着いて、市内までのバスはひたすら寝てました。
乗り換えのときに起こされて、立ち上がろうとしたら力が入らなくてこけそうになりました。
乗り換えた後のバス、来るとき13元だったのに帰りは15元だとか、なめたことぬかしてました。
さっそく全財産渡して勘弁してもらいました。

そんなこんなで無事に市内まで帰ってこれました。
世の中、行き当たりばったりでもなんとかなるもんですね。

ところで、今度、黄山に行く人がいたら教えてください。
僕の仙女にお礼が言いたいです。ほんとにいい子だったなあ。
せめて感謝の気持ちを手紙に書きたいです。

2006年10月6日金曜日

携帯電話・壊れる

緊急事態です。
携帯電話が壊れました。

大きな声で言うのは恥ずかしいので、こっそりここに書くことにします。
トイレに落としました。とっぽん、と。
すぐに拾って、分解して丁寧に拭いて、普通に動いたのでそのまま使ってました。
ちょっと汚い感じもしますが、まさか洗濯機に入れて洗うわけにもいきませんし。
でも、1時間ほどで液晶が点滅し始め、2時間ほどで帰らぬ電話となりました。

なんか、今まで当たり前に身近にあったので、一瞬、パニックになりました。
でも、落ち着いて考えてみると、さほどなにも変わらないもんですね。
おかげで日本の携帯も解約しようって気持ちになれました。

というわけで、誰か余ってたらください。いきなりですが。
日本に帰っている方、僕はよく仕組みがわかってないけど、白ロム持ってきてください。

お礼はいたします。

2006年10月5日木曜日

黄山・地獄編

黄山に行ってきました。
上海に来たときから、ずっと行こうと思ってたんですよね。

でも、友達が一緒に行きたいって言ってたので我慢してました。
もう一年待ったから時効です。一人旅。

国慶節の連休を利用して行くつもりでした。
でも、1日目をボーっと過ごしてたら、なんかもう行かなくてもいいかな、って気になってきてました。
ところが、
「まあ、どうせ、ぼーっと過ごすんだろ?」
だとか、
「連休なのに旅行にも行かないなんてもったいない!」
だとか言われてるうちに、
「やっぱり旅をしなければ!」
という気になって行ってしまいました。
悪友にそそのかされる、善良な僕。
まあ、上海の人の多さと、天気の悪さにうんざりしていた、というのもありましたけど。

本屋で立ち読みしてたときにその気になったので、急いで家に帰って、歯ブラシとタオルだけ余計に持って、上海駅へ。
軟らかいほうの寝台しか残ってないっていうので、それにしました。
中国の座席は、硬いのと軟らかいのとあって、軟らかいほうが上等なんですね。
なんと250元。思ったより高いです。耳を疑いました。
上海出た時は4人部屋に一人だったので、「貸切だー!」とか喜んでましたが、途中からおっさん達が一緒でした。
いびきのうるさいこいつら、朝の駅員の見回りのときにも消えてたので、実はただ乗りしてんじゃないのか?ってな気もします。250元。

朝7時くらいに目が覚めて、食べ物も水も持ってないことに気がつきました。
飢えて乾いて嫌な感じです。ちょっと帰りたくなってきました。
窓の外を眺めていると、なんかどこにでもある小汚い田舎の風景。
さびの目立つ建物だとか、廃屋だとか、妙に小奇麗で下品で新しい家だとか。
「なんでこんなところまで来てしまったんだろう?」ってな気分にもなってきます。

黄山駅について「銀行でお金を下ろさないと。」とか思いながらふらふらしてると、ホテルを見つけました。
「あ!そう言えば昨日から歯磨きしてない!」と思って、トイレを借りて歯磨き。
ホテルを出たところで、三輪車タクシーのおっちゃんに捕まりました。
で、山に行くにはタクシーで150元かかるとか言うので、そりゃ無理だからバスで行く!って言うと、バス停まで乗せてくれました。
バスの前で止めて、そのままバスに押し込められました。なんか不安です。山は山でも強制労働とか。
でも、ゆらゆら1時間弱で、山のふもとに到着しました。とりあえず一安心。

ゆらゆら揺られながら見ていたパンフレットによると、黄山には温泉もあるらしい。
「ということは、温泉に入って、その後朝食だな!」
と、実際にどんなものなのかちょっと不安に思いつつ、温泉を目指すことにしました。
案内所で温泉の場所を聞いて、またバスに乗ります。
温泉らしきところについてみると、ホテルの前。とりあえず受付で質問。
「温泉どこですか?」
「ここです」
「入りたいです」
「やってません」
「他にやってるところはどこですか?」
「ありません」
「!?」
僕のイメージでは、温泉って草津温泉みたいな感じだったわけですよ。
だからひとつの浴場がやってなくても、他にもあるだろって。
道端で雨合羽を売ってるおばちゃんも、案内所にいたお姉さんも、「温泉は×××。。」とか言ってましたが無視して来たのがよくなかった。
やっぱり来るんじゃなかった、そんな気持ちでいっぱいです。

とりあえず、べとべとする体は放っておいて、ご飯食べることにしました。
移動も面倒なので、そのホテルのレストラン。
あんまりおいしくもないのに、100元もかかりました。
「ん!?100元!!」
気がつくと、手持ちのお金は400元。
「カードでいいですか?」
「下の喫茶店では使えるけど、ここは使えません」
イミワカンネー。

もう、ほとんど、すぐにでも帰りたい気分でした。
移動の12時間ってのが耐えられない気がしたので、飛行機で、、、パスポート持ってない!
投げやりな気持ちで山に向かうことにしました。人はなぜ山に登るのか。

近くのバス停を教えてもらって、歩くこと15分。
「これって近いって言わないよね?」
。。。通り過ぎてました。
戻ってみると、
「しばらくバスは来ないよ」

30分ほど待って、やっとバスが到着。
ケーブルカーの駅につきました。
山の入場券が200元。さすが世界遺産。
ケーブルカーの前には行列ができてます。
本を読みながら待つこと1時間半。やっと乗れる。
と思ったら、
「この券じゃ乗れないよ」
なんと、入場券とは別に券を買わないといけないらしい。
「またこの列に並ぶのか。。。」
と、途方にくれていると、その場で発券してくれました。65元。

ケーブルカーに乗って一息ついたときに気がつきました。
今の支払いで、残りのお金は35元。

とりあえず山頂付近に着いたわけですし、嫌なことは考えず、山頂を目指すことにしました。
でも、天気も悪い。
From 黄山・一日目


最近運動をサボっていたからか、20段ぐらい上がるともう息切れします。
やっぱり、何のためにここにいるのかわかりません。
うれしそうに歩いてる周りの人民達がみんなキチガイに見えてきました。
籠に乗りたかったけど、そのお金もない。
From 黄山・一日目


この籠の隣の黒い女性。
なぜかスーツにハイヒール。今から山頂で打ち合わせ?
しかも僕より登るの早いです。なんだか萌えました。

山頂についてみると、
From 黄山・一日目

From 黄山・一日目


なにも見えません。
こんなのアリですか?
しばらく待ってりゃ、天気も変わるかと思って30分ほど本読んでましたが、なにも変わらず。

黄山には主に3つ山頂があります。
てなわけで、次の、一番高い山頂を目指すことにしました。
移動を始めると、向こうの斜面を登っている人達が見えます。
断崖をひたすら登ってます。
なにか怪しい集団に紛れ込んでしまったのか?修行にしか見えません。

近くまで行くと、階段の途中に鍵がかかっていました。
時計を見ると、もう5時過ぎ。
「終わり?終わってしまったの??」
途方にくれて、しばらく座り込んで本読んでいました。

気を取り直して帰ることに。
上ってきたときとは別のケーブルカーを目指します。
辺りはもう薄暗くて、ケーブルカーの建物の明かりがまぶしいです。
「これ、上ってきたときのチケットだけど、降りれますか?」
「ダメです」
「カード使えますか?」
「中国のだけ」
「じゃあ、僕はどうしたらいいんだ~~!!」
と泣き叫んでもしょうがないので、歩いて下山することにしました。

途中の看板に、「下まで約2時間」と書いてあります。
「そんなこと言われてもしょうがない」
突っ込みました。
数分歩くと、洞窟のようになってる部分が。
階段が、まったく、見えない。
がんばって10段くらい降りましたが、これはさすがに死にそうだと思いました。

引き返してくると、ケーブルカーの近くに食堂が。
朝を待って下山して、バスでふもとまでいって、乗り換えて駅まで行くとしたら、23元必要です。
僕にできる買い物は、りんご1個とミネラルウォーター1本だけでした。
にぎやかに食事を楽しんでる団体さんを横目に一人寂しく煙草を吸っていると、マッチ売りの少女の気分がわかるようでした。
From 黄山・一日目


日が暮れると、どんどん寒くなります。
ちょっと耐えられそうになかったので、併設されているホテルに行きました。
「しょうがないから、部屋借りちゃうか」
と思って料金を見ると、、、1500元。
そっか、600元って話はふもとで旅行会社通した時の値段なのね。

もうなんだかすべてが馬鹿らしくなったので、フロントのソファで寝ることにしました。
寒くて、ひもじくて、みじめです。
おやすみなさい。
From 黄山・一日目


黄山・天国編につづきます)