2005年9月30日金曜日

税関とカップラーメン

日本に入国するときに、初めて荷物のチェックを受けました。
やっぱりあまり気分のいいものではないですねえ。

中身全部取り出して、なんてことはなかったので良かったです。
友人の女性は下着まで触られたと言って怒っていました。美人だし、たぶんセクハラですね。

「へー、セントレアってこんなんなんだ」とか思いながら入国手続きを済ませます。
スーツケースとキャリーバッグ、大量のお菓子を持って税関へ。やっぱりお菓子はちょっと恥ずかしいです。
「旅行ですか?」
「どれほど行かれてました?」
と続いて、
「あー、じゃあちょっとスーツケースの中身見せてもらえますか?」

その日の朝、部屋を出るときになって、「あ、お土産買うの忘れた!」と気づきました。
名古屋で会えるかもしれない友人に渡そうと思っていたんですね。帰国する、しないで結構振り回してしまったので、悪いな、と感じてました。
でも、もう時間がない!
殺風景な部屋を見渡すと、目に付くものがありました。

カップラーメン。

自分用に買っておいたものですが、ラーメン好きの友人だしちょうどいいな、と思ったわけです。
問題は裸のラーメンを手渡してもあんまり面白くないことですね。
姉に借りたスーツケースを返そうと思って、荷物もないのにスーツケースは持って帰るつもりでした。
そこで、、、スーツケースを空にして、カップラーメンをセット。
友人に会ったら、どんとテーブルにスーツケースを置いて、ぱかっと開ける計画を立てました。

「あー、じゃあちょっとスーツケースの中身見せてもらえますか?」
「えっ!?」
「いや、スーツケースの中身を見せて欲しいんですが」
「。。。あ、いや、その」
「。。。」
「。。。わかりました」
親に日記を見られてしまうような気分です。なんだか異様に恥ずかしい。
ぱんっ、とテーブルに置くと、
「これ、空ですか?」
「はい!はい! 猛烈に空です!!」
ということで開けなくても良くなりました。助かった。

でも、キャリーバッグの中はちゃんとチェックされました。ちゃんとしてるんだかしてないんだか。
結局、その友人にも会えず、カップラーメンは家のお土産にしました。
なんでそんなもの一個だけ持ってきたのか不思議に思ってると思います。こうやって不自然な状況が生まれるんですね。

お土産には気をつけましょう。

0 件のコメント: